先週13日に、昨年度の決算を発表しました。
2020年度の連結決算は、売上高2兆9,186億円、営業利益1,139億円、経常利益1,141億円、親会社株主に帰属する当期純利益563億円となりました。新型コロナウイルス感染症の影響による自動車生産の減少や通信・電力関連工事の遅延の他、光ファイバの価格低下もあり、上半期を中心に厳しいものとなり、売上高は前期比減収となりました。利益面では、不急の費用の圧縮、設備投資の抑制などの徹底したコスト削減対策に取り組みましたが、売上減少の影響を吸収しきれず、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、いずれも前期比で減益となりました。
しかしながら、下半期については、自動車生産の急回復により自動車向けの需要が高水準で推移したことに加え、全社を挙げたコスト削減対策の効果もあり売上高・各利益とも、下半期としては過去最高となりました。また、年間の実績といたしましても、何れの項目も、2月25日に修正公表致しました年間予想を上回ることができました。
これも皆様のご支援のおかげであり、厚くお礼申し上げます。
また、今年度の通期業績予想は、売上高3兆3,500億円、営業利益1,750億円、経常利益1,880億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,100億円と、売上高、営業利益については過去最高とする計画を発表させていただきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響が先行き不透明であり、また、足元の世界的な半導体逼迫や、コンテナ不足・港湾混雑による物流コスト増加なども懸念されます。我々としては、社員一丸となって、メーカーの根本であるSEQCDD(安全、環境、品質、コスト、物流・納期、研究開発)の体質強化を徹底的に進め、これらの問題を克服しながら、次の成長に向けて力を合わせてまいりますので、今年度も引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
【ご参考】
■ 2021年3月期(第151期通期)決算短信を掲載(2021年5月13日)
https://sei.co.jp/ir/library/
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