先日、2020年度関係会社表彰を行いました。この表彰制度は、当社グループの理想像である「Glorious Excellent Company」の実現に向けて、当社グループ各関係会社の、住友電工グループへの貢献度を統一的に評価することを目的に、2006年度からスタートしたものです。売上や利益等の業績だけでなく、リターンを含むグループ業績への貢献度や、安全・品質をはじめとするSEQCDD*への取り組み等を評価の尺度としています。
昨年に続き本年も新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、集合による表彰は行わず、特別賞(3年以上連続で表彰された会社が対象)を受賞したSUMITOMO ELECTRIC LIGHTWAVE、住友電工システムソリューション、武漢住電電装、恵州住潤電装有限公司、九州住電精密の5社について、個別に表彰を行いました。
今回の対象期間の2020年度グループ業績は、新型コロナウイルス感染症の影響による自動車生産の減少や通信・電力関連工事の遅延のほか、光ファイバの価格低下もあり、上期は厳しいものでした。しかし、下期は自動車生産の急回復により自動車向けの需要が高水準で推移したことに加え、全社を挙げたコスト削減対策の効果もあり、売上高と利益の各項目はいずれも下半期としては過去最高となるなど、ジェットコースターに乗っている様な事業環境にありました。そんな中、受賞各社には大いに奮闘、貢献をいただきました。
特に武漢では、2か月間にも及ぶ完全都市封鎖という厳しい状況を乗り越え、主要顧客の急激な回復と挽回生産にも追従し、過去最高の売上と利益を確保するなど、当社グループ業績に大きく貢献いただいたことについて、感謝を申し上げました。
なお、日本国内の住友電工システムソリューションを除く4社の表彰式はオンラインで行いましたが、昨年と比べると、私も含めて参加者の皆さんが慣れてきている印象を強く受けました。ただ、来年はオンラインとともに、皆さんとお会いして受賞をお祝いできることを期待しています。
改めまして、グループ各社の貢献にお礼申し上げます。ありがとうございました。
* SEQCDDとは、S(Safety:安全)、E(Environment:環境)、Q(Quality:品質)、C(Cost:価格)、D(Delivery:物流、納期)、D(Development:開発)をさします
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