10月5日から7日にかけて米国・ノースカロライナ州・ローリーを訪問しました。目的は、年に一度、北米・南米の当社関係会社の責任者が一堂に会する米州主管者会議に出席することでした。
現地には5日に到着し、6日の朝から終日米州主管者会議に参加しましたが、毎年、回を重ねるごとに内容が密になっており、今回は「関係会社間の活動の現状と課題」をテーマに各社の垣根を越えた建設的な議論を行いました。出席者には、「井の中の蛙」にならないよう、こうした会議に出席して、ほかの会社の良い点を吸収し、自社の弱みを改善できるようにしてほしいと伝えました。
また、当然のことながら、こうした国際的な会議では、英語を共通語としておりますが、日本人駐在員だけでなく、日本人社員の英語の上達も目を見張るものがありました。しかしながら、それでもまだまだ日本国内のグローバリゼーションやダイバーシティは遅れており、会議参加者の大部分が男性だったことからも女性の積極的な採用など更に推進する必要も痛感しました。
会議の後の晩餐会では、今回のホスト会社であるSumitomo Electric Lightwave Corp. (以下SEL社)から訪問の記念にノースカロライナ州で初の動力飛行を行ったライト兄弟の飛行機『ライトフライヤー号』のレプリカをいただきました。ライト兄弟は、手記などから、ものづくりへの真摯な姿勢、諦めないチャレンジ精神がうかがえます。「一隅を照らす」という言葉がありますが、社員には華やかな仕事でなくとも、ライト兄弟のように目の前にあるやるべきことを一生懸命に取り組んでほしいと考えています。
最後になりましたが、幹事会社として会議の運営から準備まで細部にわたり配慮いただいたSEL社ほか関係者の方々に感謝いたします。
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