住友電工グループ社会貢献基金「贈呈式・交流会」

2月28日、私が代表理事を務める公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金が、寄付・助成を行う研究者をお招きして『贈呈式・交流会』を開催し、出席しました。

贈呈式の様子
贈呈式の様子

2009年に設立した当基金は、当社グループの社会貢献基本理念に則り、「人材の尊重」「技術の重視」「よりよい社会・環境づくり」をテーマに、「大学講座寄付」「学術研究助成」による学術振興と、「奨学金支給」による人材育成などの事業を行っています。

今年度は、「大学講座寄付」では新たに2件を採択し、継続6件と合わせて合計8件の講座寄付を、また、「学術研究助成」では、166件の応募の中から28件の研究への助成を決定しました。

贈呈式では、4名の研究者の方から研究内容をご報告いただきましたが、『次世代のものづくり人材育成のための問題解決型機械工学教育の実践』や『津波マリンハザード研究』、『糖鎖生物学的アプローチによる各種疾患の病態解明とその臨床応用』、『アジアの水・食・健康リスク』など、テーマは幅広いですが、いずれも社会的意義の大きい、興味深いものでした。また、贈呈式後に行われた交流会の中では研究テーマの内容を詳しくお聞かせいただくとともに、継続的な助成に対する感謝や新分野への支援に対する感謝など、多数の方からこの基金に対する感謝の言葉を直接伺い、改めてこの基金の重要性を感じた次第です。

限られた金額ではありますが、サポートにより研究者皆さまのモチベーションアップにつながり、いずれは科学技術の進歩、技術立国である日本の産業技術の発展につながることを大いに期待いたします。

また、多数の応募の中から、お盆休み返上で熱意をもって選考いただいた選考委員の皆さま、基金を運営してくれている事務局の皆さまにも、この場をお借りして、心からお礼を申し上げます。

集合写真
集合写真