6月12日に社内で実施しました知財・標準化大会に出席してきました。
ポスターセッション、富士フィルムの浅見正弘フェローによるご講演、優秀活動の表彰、活動報告という流れで半日かけて行われました。今年も大阪製作所をメイン会場として、グループ内への横展開を図るため、研究開発、知財部門の関係者を中心に多数参加し、この1年間の優れた知財活動の表彰や標準化の事例報告がありました。
浅見フェローのご講演では富士フィルム様の大きな事業転換時における保有技術の応用展開の話などを聞かせていただきました。AIやIoT、自動車の大変革などめまぐるしく環境が変わるこのご時世に、知財戦略の重要性を改めて感じた次第です。貴重な時間を割いてご講演いただきましたことに、改めてこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。
その後、優秀特許出願者、特許出願活動の活発な職場に対して私から表彰状を授与しました。表彰状授与というのは何度対応しても気持ちの良いものです。受賞に至るまでには苦労があって辿り着いたものと思いますが、形となってことに対し、表彰できることを渡す私もうれしく思います。
事例報告では、特に成果が顕著であった3つの活動事例の報告がありました。困難や課題をいかに克服し、粘り強く取り組んだかの報告があり、地道な活動が当社を支えてくれていることを改めて感じさせられました。
先ほども触れましたが、AIやIoTの導入、EV化や自動運転などの自動車の大きな変化が起こってきている中、新しい技術や製品を世に出すことが増えてくることが予想されます。さらにグローバル展開によりボーダーレス化が進み、知財係争も増加する中で、知財活動、標準化活動の重要性は高まっており、より戦略的な対応が必要だと改めて感じました。
今後も、研究部門、事業部門、知財部門が三位一体となって、アンテナを張り、コミュニケーションを綿密にとって、他社に負けない成果を生み出してくれることを期待しています。
コメント