先週、8月27日から30日にかけて当社グループ内でGlobal Leadership Development Program(以下GLP)を実施しました。
このGLPは2007年に当社の海外グループ会社に勤務している現地のマネジャーを日本に招聘して研修を行うことからスタートし、現在は国内外グループ各社のマネジャーを対象に日本で実施しています。今回は25名が出席しましたが、海外からの参加者が20名ですので、概ね世界各地のマネジャーが対象の研修です。
4日間の研修なのですが、グループディスカッションをメインに、経営幹部の講話や住友の歴史・事業精神、コンプライアンス等の講義・情報共有、住友ゆかりの施設見学などを実施しています。私も住友事業精神やリーダーとしての心得、過日発表しました中期経営計画の内容などについて話をしました。
私が社長に就任して以来の1年強の間に、日々さまざまなことが起こり、対処しているわけですが、常にこの住友事業精神を拠り所にし、念頭に置いて判断するよう意識しています。120年以上の歴史がある当社グループがこの先も長期に亘って発展していくためには、この根本的な考え方をさらに海外含め浸透させ、ベクトルを合わせていく必要があると感じています。
これまで12年間にのべ482名がこのGLPに参加しましたが、受講者の中には現在海外グループ会社の幹部として活躍している方も多くいます。私も若い頃から海外駐在を経験してきましたが、昔は日本(当社)との連携は日本人駐在員の役割になってしまっていました。が、最近は受講者OBの方を含め、徐々に現地社員の方が役割を担うように変わってきています。それをさらに進めるためにも、当社グループを支える海外の社員が「住友電工グループの一員」として意識を高め、知識を身につけ、さらに現地の部下に、現地の言葉で意思統一させていくことが重要です。そのために、このような研修の機会は貴重だと感じており、今後も継続して実施していきたいと考えております。
コメント