11月1日に今年度の第2四半期決算を発表しました。
5月に中期経営計画を発表して以来、最初の第2四半期決算発表ということでしたが、前年比若干の減益とはいえ、まずは損益面で年初に発表した計画を上回る数字を出せたことに胸を撫で下ろしております。
この上期は、自動車用ワイヤーハーネスや超硬工具、電力ケーブルなどの需要が増加した一方で、ワイヤーハーネスについては将来に向けた研究開発を強化したことで、予定通りではありますが費用が増加し、そのほか価格低下なども影響したことで、プラスマイナスあり、当第2四半期の連結決算は、売上高は1兆5,284億円(前年同期比+4.7%)、営業利益は643億円(同△2.2%)、経常利益は750億円(同△1.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は424億円(同+13.0%)となりました。
※年初公表第2四半期計画値
売上高:1兆5550億円、営業利益:600億円、経常利益:700億円、
親会社株主に帰属する四半期純利益:400億円
これを受けて、当期の中間配当金につきましては、年初公表通り、前年同期に比べ1株当たり3円増配の24円とさせていただきました。
しかし、米国・中国の関税問題が直接的にも、あるいは株価の下落等、間接的にも悪影響を及ぼし始めているのが気になっており、先行き心配ではあります。米国の中間選挙やイランへの制裁、中国もさることながらNAFTAや日本を含めた関税対応など今後のトランプ政権の動向には引き続き目が離せませんが、今年度末には計画値をクリアして、売上高・各利益において過去最高を更新し、次年度につなげていきたいと考えています。
いずれにしましても、これまで徹底して進めてきたSEQCDD(*)の強化を継続し、外部環境変化にも左右されない強靭な企業体質づくりに取り組んでまいります。
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