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プレスリリース

FTTH技術を工場、オフィス、商業施設用ネットワークに適応させた配線ソリューション『SmartGP』を開発

製品・技術情報

2015年2月 2日
住友電気工業株式会社
住友電工システムソリューション株式会社

当社は、一般家庭に光ファイバを引き込むFTTHサービスで利用されてきた機器(GE-PON)や光幹線分岐などの工法を組み合わせ、工場、オフィス、商業施設などで、ネットワークインフラを構築できる配線ソリューション『SmartGP』を開発し、販売を開始いたしました。『SmartGP』により、簡単で、安く、断線時でも瞬時の復旧が可能なネットワークインフラを実現できます。

情報通信の高度化に伴い、工場、オフィス、商業施設などのネットワークインフラも、これまで以上に拡張性や柔軟性が求められています。一方で、それに伴い複雑化したネットワークの運用負荷軽減や運用コスト削減は、企業にとって大きな経営課題となっています。複雑化した従来のネットワーク配線方式(スター型配線)は下記の問題を抱えています。

  • ネットワーク障害時、原因の切り分けに時間を要する。
  • ネットワーク障害時、波及範囲が拡大しやすい。
  • 構成機器が多く、管理が困難。
  • ネットワーク増設工事が高価。
  • ケーブル配線によるシステムバックアップが難しい。

今回、当社が開発したSmartGPは、これらの問題を解決できる配線ソリューションとなります。変化を続けるお客様の事業環境を支えるネットワークインフラとして、シンプルで柔軟な運用が実現できます。

【製品の特長】

簡単!

  • 構成機器はGE-PON OLT*1 とONU*2 だけのシンプルな構成で、ネットワーク障害時の切り分けも簡単。
  • クロージャ*3 による幹線分岐のため、機器収容スペース、温度管理、電源管理が不要。

安い!

  • FTTH*4 に使われている機器(センター側:GE-PON OLT光ポート用SFPモジュール*5 端末側:ONU)を使用のため、ネットワーク増設時の機器が安価。
    ※GE-PON OLTは光ポートの分岐が可能(帯域は1Gbpsを分岐数でシェア)。分岐している場合、増設時に必要な機器はONUだけ。
  • 幹線(トランク)側はクロージャを設置し、支線(ブランチ)側はドロップケーブル*6 を配線するだけで増設が容易に可能。増設時の工期を短縮。
    ※増設エリア付近にクロージャがある場合はドロップケーブルを配線するだけ。

止まらない!

  • 幹線をループ状結線にする事により、左右別ルート(ケーブル配線の二重化)を確保。ケーブル断線時でも、自動的に経路が切り替わる事により瞬時の通信復旧が可能。システム停止時間を短縮。

IMAGE

*1 OLT:Optical Line Terminal(センター側終端装置)
*2 ONU:Optical Network Unit(端末側終端装置)
*3 FTTH:Fiber To The Home
*4 SFPモジュール:Small Form factor Pluggable モジュール
*5 クロージャ:架空光ケーブル芯線の相互接続を行う柱上設置の端子台箱
*6 ドロップケーブル:架空から端末側への引き込みに最適なケーブル

営業窓口

住友電工システムソリューション株式会社
スマートエンジニアリング事業部
ソリューション部 SmartGP担当
TEL:06-4803-5940
Mail:sss-nw-info-ml@list.sei.jp

  • SmartGPは、住友電工システムソリューション株式会社の登録商標です。
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