プレスリリース
北海道-本州間の250kV直流XLPEケーブル工事を受注
2015年8月28日
住友電気工業株式会社
当社は北海道電力株式会社から北海道と本州を結ぶ直流連系線「北斗今別直流幹線」(送電容量30万kW)のうち地中区間のケーブル工事を受注いたしました。
本プロジェクトは、北海道側の北斗変換所と本州側の今別変換所を結ぶ北斗今別直流幹線(こう長122km)のうち、津軽海峡横断箇所の地中送電線ルート(約24km)の部分に、当社が青函トンネル内へ250kV XLPEケーブル* を敷設する工事で、海峡トンネル内への超高圧ケーブル敷設工事としては世界最長となるものです。当社は今年度よりケーブルの設計、製造及び現地施工に着手し、竣工試験を経て、2019年3月に引き渡し、運転開始の予定です。
高圧直流ケーブルは、近年、地域・国家間連系線や洋上風力発電所の建設の活発化とともに需要が増加しており、XLPEケーブルは、従来の油浸紙絶縁式ケーブルと比較して、許容運転温度が高い点と環境保全性に優れている点から採用が加速しております。
今後、当社は、本プロジェクトにおいて、品質の高い直流ケーブルシステムの構築、完工に向けた取り組みに注力するとともに、今回の受注実績を活かし、国内外の直流送電プロジェクトのさらなる受注拡大を目指してまいります。
▲ 北斗今別直流幹線ルート断面図
(北海道電力株式会社ホームページより引用)
以上