プレスリリース
大規模蓄電システム「レドックスフロー電池」が「2015年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日経産業新聞賞」を受賞
2016年1月 4日
住友電気工業株式会社
このたび、当社が開発した大規模蓄電システム「レドックスフロー電池」が日本経済新聞社が主催する「2015年日経優秀製品・サービス賞」において、「最優秀賞 日経産業新聞賞」を受賞しました。
「日経優秀製品・サービス賞」は毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、今回で34回目を迎えます。日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、日経電子版、NIKKEI ASIAN REVIEW(NAR)の各メディアに掲載された約2万点の中から審査委員会の審査を経て、39点が受賞しました。
審査では、1.技術開発性、2.価格対効果性、3.業績寄与度、4.成長性、5.独自性、6.産業・社会へのインパクトの6項目において、総合的に評価されます。
当社のレドックスフロー電池は、「太陽光や風力など再生可能のエネルギーの欠点である発電量の不安定さを解消する切り札として期待される」といった点において評価されました。
この受賞を励みとし、当社はこれからも、社会の発展に貢献できるよう、研究開発・製品開発に取り組んでまいります。
受賞について
受賞名 | 2015年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日経産業新聞賞 |
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受賞製品 | 大規模蓄電システム「レドックスフロー電池」 |
レドックスフロー電池について
レドックスフロー電池は、バナジウム等のイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池であり、充放電を行う入出力部と金属イオン電解液を蓄えるタンクから構成されます。
充放電を頻繁に繰り返しても電極や電解液の劣化は殆どないため長寿命であり、正極と負極の電解液が同じ物質であることから、メンテナンスが容易で、発火性の材料を用いていないことや常温運転が可能なことから安全性も高い蓄電池です。不規則で変動の激しい充放電運転に適し、貯蔵電力量の正確な監視・制御が可能なことから、夜間の余剰電力の活用に加え、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの有効活用に適した蓄電池と言えます。
日経優秀製品・サービス賞サイト
http://www.nikkei.com/edit/news/special/newpro/2015/以上