プレスリリース
情報セキュリティの統括組織と技術開発組織を発足
2016年9月26日
このたび当社は、10月1日に、当社グループ全体の情報セキュリティを統括する「SEI-CSIRT(エスイーアイシーサート)室」と、セキュリティ関連の技術開発を担う「サイバーセキュリティ研究開発室」を発足します。
当社は2003年に「情報セキュリティポリシー」を制定し、情報システム部門を中心に情報セキュリティ対策を推進してまいりました。しかし近年、サイバー攻撃の増加・巧妙化は激しくなり、企業のセキュリティリスクは増大しています。こうした背景をうけ、情報セキュリティ管理体制のさらなる強化のため、当社グループ全体の情報セキュリティを統括する「SEI-CSIRT室」を発足します。
当社は、モビリティ、エネルギー、コミュニケーションといった領域における、先進社会の維持・安定に不可欠な製品を多く製造しています。これらの製品群がネットワークと繋がる際にも、高いセキュリティ品質を維持することが社会的な責務であると考え、SEI-CSIRT室では、製品だけでなく生産設備を含めたセキュリティ管理体制の強化を行います。さらに、日本シーサート協議会にも加盟し、同協議会との連携も図っていきます。
また、研究開発本部直属の「サイバーセキュリティ研究開発室」を同時に発足させます。本研究開発室は、最新のセキュリティ技術に関する研究を行い、SEI-CSIRT室に必要な情報を提供していくとともに、今年6月に産総研と共同で発足した住友電工-産総研サイバーセキュリティ連携研究室の成果の早期活用を図り、高度なセキュリティ技術を当社グループ製品に実装していくことを目指します。
このように、管理体制と研究開発の両面から情報セキュリティの取組強化、改善を行い、当社事業のさらなる発展を目指していきます。
SEI-CSIRT室の活動内容
- 住友電工グループセキュリティ方針の策定・展開・維持
- 情報セキュリティ対策状況の管理/経営層への報告/社外への公表支援
- セキュリティ情報(脅威・脆弱性)の収集・配信/日本シーサート協議会との連携
サイバーセキュリティ研究開発室の活動内容
- 最新のセキュリティ技術に関する研究
- SEI-CSIRT室へのセキュリティ技術情報の提供
- 住友電工-産総研サイバーセキュリティ連携研究室の成果の活用
組織イメージ図
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<参考資料>
以上