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プレスリリース

スリランカ ハバラナ・ヴェヤンゴダ間における架空送電線敷設工事を受注

製品・技術情報

2016年11月 9日
住友電気工業株式会社

当社の100%子会社である株式会社ジェイ・パワーシステムズ(以下、JPS)は、三菱商事株式会社、及びスリランカのCeylex Engineering (Pvt.) Ltd.との3社コンソーシアムにて、セイロン電力庁Ceylon Electricity Board(以下、CEB)が円借款資金を活用し計画しているハバラナ・ヴェヤンゴダ架空送電線敷設工事(220kV 2回線、ルート長約150km)を受注しました。受注金額は約60億円で、JPSは架空送電線の製造を担当し、完工は2019年10月の予定です。

スリランカ(点線:送電ルート)

スリランカ(点線:送電ルート)

スリランカでは、今後のさらなる経済発展のため、送配電網のより一層の強化、効率化が必要とされております。そのため、本プロジェクトでは、より大容量の電力を供給でき、かつ送電時に発生するロス(送電損失)を低減することのできる電線が求められました。

今回、当社およびJPSが培ってきた低損失大容量電線*の確かな技術力が評価され、同国北中部のハバラナから首都近郊のヴェヤンゴダまでの重要回線全長にわたり、スリランカ国内で初となる同電線の導入が決定いたしました。

当社は、JPSと共に、本プロジェクトを通じてスリランカにおける電力の安定供給及び同国の経済発展に貢献するとともに、同国をはじめとするアジア諸国での送電ビジネスに積極的に取り組んでまいります。


低損失大容量電線 断面図

低損失大容量電線 断面図

*低損失大容量電線
アルミ占積率を高めるよう開発された電線で、従来型の送電線と比較して、約20~25パーセントの送電損失率低減が見込まれます。また送電効率化により、発電時に発生するCO2排出の削減にも寄与いたします。

以上

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