プレスリリース
社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)
2017年1月 4日
住友電気工業株式会社
社長 松本 正義
昨年を振り返りますと、英国のBrexit、米国の次期大統領の誕生など、世界の政治、社会の潮目に大きな変化がありました。グローバリゼーションが進展した現在は、どこかで何かが起こると瞬く間に世界中に影響を及ぼしかねない、極めて不安定な状態と言えます。
こうした情勢を踏まえ、本年は3つのことを皆さんに要望します。
- 1. 多様化(ダイバーシティ)の活性化とグローバル企業への成長
グループ全員が、住友電工グループというサラダボウルの中で、住友事業精神、住友電工グループ経営理念を基本に据えて、目標達成に向けて個性を発揮し、成長することが、「Glorious Excellent Company」実現への近道となります。
メンバー全員が、今まで以上に活き活きと仕事に打ち込めるよう、活動を着実に推進するとともに、一人ひとりの意識改革をお願いします。
また、特に若い世代には、海外留学やトレーニーなど異文化での経験を通じて、複眼的思考や幅広い人間関係も培って欲しいと思います。
- 2. 職場における適切な緊張感と規律の遵守
組織の効率や生産性の向上には、風通しが良く、且つインフォーマルな情報がフォーマルなレベルにまで昇華するというプロセスが重要です。そして、馴れ合い的な雰囲気に陥らないためには、あるべき職場の規律を通じてメンバー相互が適切な緊張感を持って仕事に取り組むことが不可欠です。
透明性の高いクリスタルなピラミッド型の組織で、目標達成に向けて全員のベクトルを合わせる、そして、相互に適切な緊張感を持って切磋琢磨するとともに思いやる、明るく活力のある職場の育成をお願いします。
- 3. SEQCDDのさらなる進化
SEQCDD*は、企業の優勝劣敗を決する、経営の基盤となる指標です。特に、「安全」、「品質」については、監督者によるトップダウン、現場からのボトムアップ双方のアプローチにより活動を活性化させ、各部門とも目標を達成するよう要望します。
本年4月には、17 VISIONの最終年度を迎えます。
取り巻く環境は、決して楽観できる状況ではありませんが、目標達成への強い意欲を持って、明るく、楽しく、元気よく、業務に取り組んで頂きたいと思います。
以上