プレスリリース
「sEMSA®」搭載製品が JECA FAIR2017の第56回製品コンクールで環境大臣賞を受賞
2017年7月31日
住友電気工業株式会社
当社のエネルギーマネジメントシステム「sEMSA®」を搭載した、日新電機株式会社の「ENERGYMATE®-Factory」が、「JECA FAIR 2017 ～第65回電設工業展～ 第56回 製品コンクール」（2017年5月17日～19日）において、環境大臣賞を受賞しました。なお、本製品は第66回電機工業技術功績者表彰で優良賞も受賞しています。
sEMSA®は、太陽光発電設備やコージェネレーションシステム、蓄電池などの多様な分散型電源*1を統合的に監視し、最適な制御を行うエネルギーマネジメントシステムです。発電量や負荷需要の予測においては、最大48時間先までの予測内容を10分周期で更新するため、予測と実績の差である予測誤差を低減できます。また、世界最高水準の数理最適化技術により、分散型電源の最適な運転計画を可能とし、契約電力の遵守と電力運用の最適化を理想的に両立させます。
ENERGYMATE-Factoryは、受変電設備*2や構内負荷の統合監視機能に加え、sEMSA®を搭載し、太陽光の発電量や負荷需要の予測、運転計画に基づいた分散型電源の制御を行うことで、エネルギーコストの最小化やピークカット、余剰電力の有効活用を実現しました。今回は、本製品が地球温暖化対策と安全・安心に貢献する製品として高く評価され、受賞に至りました。
当社は、これからも日新電機株式会社と連携し、同社が展開する受変電設備や分散型電源と、当社のエネルギーマネジメントシステムを組み合わせて、エネルギーコスト低減のソリューションを提供してまいります。また、これらの取り組みにより、システム全体で2020年度に50億円の売上を目指します。
ENERGYMATE-Factory システム構成
*1 分散型電源：
太陽光発電装置やガス発電機、蓄電池など、消費地の近くに設置され、発電・電力供給を行う小規模電源の総称。
*2 受変電設備：
電力会社から供給される電力を、ビルや工場などの負荷設備に適した電圧に変換する装置。
- ENERGYMATEは、日新電機株式会社の登録商標です。
以上
