プレスリリース
2018年度入社式 社長挨拶(要旨)
2018年4月 2日
住友電気工業株式会社
社長 井上 治
皆さん、入社おめでとうございます。これからの新しい時代を担う意欲と活気に満ち溢れた皆さんを、こうしてお迎えすることができ、社長として大変うれしく思います。住友電工グループを代表して、心から歓迎いたします。
さて、本日は、新たに当社グループの一員となられた皆さんに、期待と激励を込めて、次の3つのことをお願いします。
- 1. 住友事業精神を根本に据えて仕事に取り組む
昨年から国内では歴史ある大企業で、製品データの偽装などの不祥事が相次ぎ、長年に亘り築き上げた社会的信用を失墜させるという大きな問題が起こりました。そのような環境下、社員一人ひとりがコンプライアンスを重視することが求められています。
皆さんは、住友事業精神の「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」という考えを会社生活の基本として過ごしてください。「萬事入精」は、「商売はもとより、まず一人の人間として、何事に対しても誠心誠意尽くす人であれ」という意味です。「信用確実」はその名の通り、「何よりも信用を重んじる、すなわち常に相手の信頼に応える」という精神で、「不趨浮利」は、「目先の利益や道義にもとる不当な利益にはしらないこと、確実な事業によって顧客や社会の信頼に応えることを大切にする」という精神です。
一人ひとりが「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」の心構えで、誠心誠意、仕事に取り組むことで、職場で活躍する人材に成長されることを心から願っています。
- 2. 変革を起こすプロフェッショナルを目指す
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私たちを取りまく環境は、日々変化しており、AIやIoTなどの最新技術やビジネスモデルなど、世界中でイノベーションが起こっています。働き方についても大きな変革期です。皆さんは基本を大切にしながらも、柔軟な発想で、変化に対して臆することなく挑戦し、それぞれの分野で変革を起こし、会社をリードしていくプロフェッショナルとなってください。また、社会や経済の動向には常に関心を持ち、普段から様々なことに問題意識を持って仕事に取り組んでください。
- 3. コミュニケーションを大事にする
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世界約40ヵ国で事業を展開している当社グループが、今後もグローバル企業として更に成長するためには、ダイバーシティの推進は必要不可欠です。グローバル化とダイバーシティ推進は、コインの表裏一体の関係で、ダイバーシティがグローバル化をもたらし、グローバル化がさらなるダイバーシティをもたらします。皆さんはそれぞれの職場で、宗教、人種、文化、性別が異なる、ダイバーシティに富んだメンバーと、積極的にコミュニケーションを取りながら業務に取り組み、周囲から信頼される社会人として成長されることを心から望んでいます。
以上、3つのことをお願いしましたが、今後とも健康と安全には十分留意され、素晴らしい会社生活を送っていただくことを祈念し、私からの挨拶と致します。
以上
(ご参考)
入社式日時:2018年4月2日 午前8時35分より
入社式場所:本社(大阪市中央区北浜4-5-33)
新入社員数:専門職194名、一般職17名、技術職119名