プレスリリース
アルミニウム合金用高速・高能率カッタ「アルネックス™ANX型」を開発、販売開始
2018年10月19日
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、アルミニウム合金加工用高速・高能率カッタ「アルネックス™ANX型」を開発し、2019年3月より販売を開始します。
近年、自動車産業などでは、燃費向上のための部品の軽量化が求められており、アルミニウム合金などの非鉄金属材料の使用割合が増加しています。これらの部品加工においては、加工能率の向上を目的として、高速・高能率な加工条件で使用できる工具や、小型加工設備にも対応できる軽量工具のニーズが高まっています。
当社は、これらのニーズに応えるため、アルミニウム合金用高速・高能率カッタ「アルネックス™ANX型」を開発しました。アルミニウム合金などの難削材加工において、高精度加工と高能率加工を高い次元で両立します。
- 1. 特長
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- 高速・高能率加工
独自のブレード締結方法を採用することで、4.5刃/inchの多刃設計を可能とし、送り速度30,000mm/min以上の高能率加工を実現します。
また、高速回転時の遠心力による刃先変位を最小化し、高い寸法精度を達成します。 - 軽量化
アルミボディーの採用により、Φ100mmの工具径においても1.0kg以下のカッタ重量を達成し、小型加工設備にも対応できる軽量工具を開発しました。 - 切りくず処理の改善
新開発の超硬合金成型技術を採用することで、クーラント*がスミダイヤブレードを貫通し、高い圧力を維持したまま刃先に供給されるため、より細かな切りくず分断を実現しました。
- 高速・高能率加工
- 2. ラインアップ
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■ 本体(計37型番)
ANXS型 刃径φ32、φ40mm (柄付き) 2型番 刃径Φ40~Φ125mm (シェル) 19型番 ANXA型 刃径Φ80~Φ160mm (シェル) 16型番 ■ ブレード(計6型番)1材種 - 3. 販売計画
- 初年度1億円/年、2年後3億円/年
以上