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プレスリリース

スリランカ(全国送配電網整備・効率化事業)向け低損失大容量電線を受注

製品・技術情報

2019年11月11日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治 以下、当社)と三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長:垣内 威彦)、およびスリランカのCeylex Engineering (Pvt.) Ltd.の3社コンソーシアムは、セイロン電力庁Ceylon Electricity Board(以下、CEB社)が円借款資金を活用し計画している全国送配電網整備・効率化事業 (パッケージ1)において、架空送電線敷設工事(2回線、ルート長約97km)を受注し、2019年10月末に受注調印式を行いました。受注金額は約75億円、完工は2022年3月の予定です。当社は本プロジェクトに敷設される低損失大容量電線の製造を担当します。

本プロジェクトの受注全体概要

区間 ヴェヤンゴダ・キリディウェラ(220kV)および
コロナワ・パニピティヤ・ラットマラナ(132kV)含む、全8区間(ルート長約97km)
契約工期 2022年3月(予定)
全国送配電網整備の全体路線と当社の低損失大容量電線が敷設されるルート(赤線)

全国送配電網整備の全体路線と当社の低損失大容量電線が敷設されるルート(赤線)

スリランカでは、経済発展に伴う電力需要が増加傾向にあり、今後のさらなる発展に向け、送配電網の強化が進められています。その中で、エネルギーの効率利用が非常に重視されており、低損失な送電線の導入が求められています。

このような背景から、当社が開発した送電時に発生するロス(送電損失)を低減することのできる低損失大容量電線が評価され、同国西部の架空送電線を敷設する本プロジェクトにおける重要回線に、同電線の導入が決定いたしました。

当社の低損失大容量電線は、アルミ占積率を高め、従来型の送電線と比較して、約20~25パーセントの送電損失率低減が見込まれるよう開発されおり、送電効率化により発電時に発生するCO2排出の削減にも寄与いたします。

調印式の様子
左7人目から順に、CEB社 会長のジャヤワーディナ(Jayawardena)様、
三菱商事(株)海外電力プラント室統括マネージャーの上柿様、
当社 海外電力システム営業部 次長 増池氏、Ceylex社 社長のペレラ(Perera)様

当社は、本プロジェクトにおいて高品質な製品供給に努め、スリランカにおける電力の安定供給に寄与し、さらなる経済発展に貢献していきます。

以上

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