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プレスリリース

家庭向けリチウムイオン蓄電システム POWER DEPO®
2台連携運転機能追加で小型・屋内設置可能な6.4kWh蓄電池に

製品・技術情報

2019年11月21日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治 以下、当社)は、2019年11月より、電力会社の系統と連系可能な小型・高効率の家庭向けリチウムイオン蓄電システム「POWER DEPO®Ⅲ」に、2台連携運転機能を追加いたしました。これにより、小型・屋内設置の利点を生かした6.4kWh蓄電池(3.2kWh×2台)としてお使いいただけます。

昨今、台風や豪雨の影響により、ライフラインの電気が被害を受け、大規模で復旧に時間を要する停電が日本各地で発生しています。このような背景から、非常時に、必要な電力を十分に供給できる家庭向け蓄電システムが注目を集めています。

当社が2017年5月より販売しているリチウムイオン蓄電システム「POWER DEPO®Ⅲ」(型番:PDS-1500S01)は、独自の電力変換技術を採用し、蓄電池用パワーコンディショナーを内蔵しながら、業界最小・最軽量クラスを実現しています。そしてこのたび「POWER DEPO®Ⅲ」に新たに追加したPOWER DEPO®Ⅲの2台連携運転機能により、従来の「小型で屋内設置可能」という利便性を活かしながら、充電容量を倍増させることが可能になります。

1. 蓄電容量が6.4kWhの蓄電池として利用可能

1台3.2kWhのPOWER DEPO®Ⅲを2台連携させることで、常時300W使用で18時間、各家電のOFF/ONを適宜行うことで28時間連続使用が可能です。また、POWER DEPO®Ⅲを1台導入後、電力使用状況に合わせて増設するなど段階的な導入も可能です。

2. 小型で屋内に設置可能

一般の6kWhクラスの蓄電システムは、大きさの制約から設置場所が限られることが多くあります。当社のPOWER DEPO®Ⅲは、業界最小・最軽量クラスを実現し、家屋裏手や出窓下などの狭小敷地や、屋内の空きスペースなど、僅かなスペースへも設置できます。増設する場合、2台を並べて設置する必要はなく、例えば、1台目は屋外のベランダ、2台目は2階のクローゼットなどのように、限られたスペースに自由に設置可能です。また、2階以上へ設置して台風による浸水などを避けることや、塩害や降雪対策として屋内に設置することも可能です。

当社は今後も再生可能エネルギーの普及に向け、今後とも製品の開発・提供に積極的に取り組んでまいります。

システム構成図

設置した例

POWER DEPO®Ⅲを屋外の狭小スペース(1階)とベランダ(2階)に設置した例

仕様
2台設置なし 2台設置あり
蓄電池 蓄電池容量 3.2kWh 6.4kWh
系統連系 定格出力 1.0kW 2.0kW
定格電圧 AC202V
(単相2線式)
AC202V
(単相2線式)
自立出力 定格出力 1.5kVA 1.5kVA
定格電圧 AC101V AC101V
出力電気方式 単相2線式 単相2線式
補助入力 定格出力 1.5kVA 1.5kVA
定格電圧 AC101V AC101V
入力電気方式 単相2線式 単相2線式

以上

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