プレスリリース
SEC-溝入れバイトGND型の内部給油式ホルダ
「GNDM-J型/GNDL-J型」の小型旋盤用を開発、販売開始
2020年3月26日
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治)は、SEC-溝入れバイトGND型の内部給油式ホルダ「GNDM-J型/GNDL-J型」の小型旋盤用を開発し、2020年4月より販売を開始します。
自動車部品など各種機械部品に多く用いられる溝入れ加工は、一般の切削加工に比べ、切りくずの排出が難しく、切りくず詰まりや加工面の不良が発生しやすくなります。また、切れ刃の幅全体を被削材に接触させて加工するため、刃先にかかる負荷が高く、工具が振動しやすい等の問題点があります。
当社の「SEC-溝入れバイト GND型」は優れた切りくず処理性能と剛性の高さにより、上記の問題を解決し、溝入れ加工の能率向上やコスト低減に寄与してまいりました。
また、近年では機械の高精度にともない部品に対する小型化のニーズが高まっているため、小物部品市場のさらなる成長が予想されます。そこでこのたび当社は、好評を博しております、内部給油式ホルダ「GNDM-J型/GNDL-J型」の小型旋盤用アイテムを拡充し、販売を開始します。小型旋盤用「GNDM-J型/GNDL-J型」は、刃物台から直接ホースレスでの給油が可能であり、切りくず処理性の向上、工具の長寿命化に加え、段取り時間の短縮を実現します。
1. 特長
- 刃物台から直接ホースレスで内部給油が可能
刃物台との接触面に設けられた給油口が、ホースレスでの給油を可能にすることで、配管の段取り省略や、ホースへの切りくず巻き付きを抑制でき、ダウンタイムの低減を実現します。 - 優れた切りくず処理性を発揮し、生産性を向上
インサートのすくい面近くに設けた給油穴から吐出される切削油が、高い圧力を維持したまま、切りくずとすくい面の間に供給されることで、切りくずを細かく分断し、優れた切りくず処理性を実現します。 - 高い冷却効果により刃先損傷を抑制し、工具の長寿命化を実現
インサートの逃げ面近くに設けた第二の給油穴から吐出される切削油が、効率的に刃先を冷却し、逃げ面摩耗を大幅に抑制することで、インサートの長寿命化を実現します。
2. ラインアップ
- GNDM-J型 4型番
- GNDL-J型 6型番
3. 販売計画
初年度5千万円/年、2年後1億円/年
3. 標準価格
28,000~40,000円(税抜)
以上