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プレスリリース

難削材仕上げ加工用工具「スミボロンバインダレスエンドミル」を開発

製品・技術情報

2020年6月25日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下、当社)は、結合材を一切含まないCBN焼結体であるスミボロンバインダレスを刃先に適用したエンドミルを開発し、2020年7月より受注生産を開始します。

近年では、ミリング加工においても、航空機産業をはじめとするニッケル基耐熱合金や、高精度焼入鋼金型、Additive Manufacturing(以下、AM)造形材などの難削材加工で、さらなる高精度化や、生産性、安定性の向上を達成する切削工具の要求が益々高まっています。

当社はこれらのニーズに応えるべく、超微粒CBN粒子のみで構成されるCBN焼結体であるスミボロンバインダレスを刃先に適用した「スミボロンバインダレスエンドミル」を開発しました。

ボールエンドミル
ボールエンドミル(φ1mm、R0.5mm)

(1)高精度加工用ボールエンドミル

【刃径】φ2mm(R1mm)以下のボールエンドミル

【特長】

  • 焼入鋼金型の直彫り加工に最適
  • 高精度、優れた仕上げ面を長時間維持
    超々微粒CBN(粒径:数十nm)からなるバインダレスCBN焼結体を刃先に採用。刃先を高精度かつ極めて鋭利に仕上げる独自の高精度研磨技術を開発
ラジアスエンドミル
左:ラジアスエンドミル(φ5mm:16枚刃)
右:ラジアスエンドミル(φ2mm:8枚刃)

(2)高能率加工用ラジアスエンドミル

【刃径】φ5mm以下のラジアスエンドミル
(刃数例 φ5mm:16枚刃、φ2mm:8枚刃)

【特長】

  • Ni基耐熱合金やAM造形材などの難削材仕上げ加工に最適
  • 優れた熱伝導率により抜群の耐摩耗性を発揮
    超微粒CBN(粒径:数百nm)からなるバインダレスCBN焼結体を刃先に採用
  • 生産性向上とトータルコストを低減
    独自の加工技術により切れ刃を多数配置した設計により、従来の工具を大幅に凌駕する加工能率を達成

※工具仕様、お見積り:都度お問い合わせ

・スミボロン、スミボロンバインダレスは、住友電気工業株式会社の商標または登録商標です。

以上

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