プレスリリース
世界最小・最軽量・最大接続補強回数
新製品、超小型融着接続機 TYPE-201+ 販売開始
2020年7月14日
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、世界最小・最軽量の超小型融着接続機に大容量バッテリーやLED照明、作業性向上の新機能を搭載した「TYPE-201+」を2020年8月より販売開始しますので、お知らせします。
融着接続機は、電極棒間に発生させた放電の熱を利用して光ファイバを融着し接続するもので、光ファイバネットワークの構築において重要な役割を担う製品です。
このたび、「小型融着接続機 TYPE-201e」の後継機種として、世界最小・最軽量・衝撃に強い防塵防滴構造はそのままに、新機能を加えた、「TYPE-201+」の販売を開始致します。
■ 超小型融着接続機TYPE-201+の特長
1.世界最大接続補強回数
- 大容量バッテリーと省電力設計により、接続補強200回(当社従来機比2倍)。
低温環境下での融着作業回数が大幅に向上します。
2.LED V溝照明搭載
- 光ファイバをのせるV溝に照明機能を搭載、暗い場所でも
操作が容易になりました。
3.ドロップ融着補強時間世界最速
- 加熱補強機に冷却ファンを内蔵、補強時間95秒(冷却時間込み)
と世界最速。収納作業が即可能です。 - ドロップ搬送用クランプを搭載し、作業中の断線及び捻じれを防止。単心ファイバや0.5mm心線4心一括接続など、さまざまな場面で活躍します。
4.作業性向上
- 吊下げでの融着作業を可能として、吊下時でもクランプ類は自重で閉じません。架空、軒下での作業性を大幅に改善します。
■ TYPE-201+の主な製品仕様
新型機 TYPE-201+ | 従来機 TYPE-201e | |
---|---|---|
寸法 | 110W×140D×76H(mm) | 同左 |
質量(バッテリー込) | 770g(BU-12S) | 同左 |
標準接続損失 | SSM:0.05dB | 同左 |
標準接続時間 | 14sec | 同左 |
耐環境性能(衝撃/防水/粉塵) | 76cm1面/IPx2/IP5x | 同左 |
標準補強時間(ドロップ) | 95sec | 100sec |
バッテリー接続/補強回数 | 200回(BU-12XL) | 100回(BU-12L) |
LED V溝照明 | 有り | 無し |
吊下げ作業 | 可能 | 無し |
搬送ガイド、マルチクランプ | 単心、4心、ドロップ | ドロップのみ対応 |
テレワークの定着化、遠隔医療、オンライン授業などの浸透に伴い、今後もますます高速・大容量・低遅延な通信ネットワーク網構築が求められてきます。
住友電工グループは、さらに容易な作業性や信頼性の確保、機能性・拡張性の向上など、お客様のニーズに応える製品を開発、提供することで、通信ネットワーク網構築に貢献してまいります。
また、当社は融着接続機のみならず、低損失な融着接続の実現には欠かせない関連工具の開発・販売も行っており、本年4月に販売開始した「ホットジャケットリムーバ JR-6+」、及び従来から好評の「ハンディ光ファイバカッタFC-8Rシリーズ」を本製品と合わせてご使用頂くことで融着接続作業の効率化、品質向上に貢献します。
ハンディ光ファイバカッタFC-8R
■ ご参考
2020年4月10日プレスリリース 間欠テープ心線、テープ被覆厚0.2mm対応 ホットジャケットリムーバ JR-6+ 販売開始
https://sei.co.jp/company/press/2020/04/prs037.html
以上