プレスリリース
世界初AI融着機「TYPE-72C+」をリリース
~コア直視型光ファイバ融着接続機に「NanoTune™」を搭載~
2020年9月 4日
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治 以下、当社)は、世界で初*
AI* 技術による融着精度・融着効率を大幅に向上させた「NanoTune™」を開発、コア直視型光ファイバ融着接続機「TYPE-72C+」に本技術を搭載し、2020年10月より販売を開始致します。TYPE-72C+は、コア直視型光ファイバ融着接続機TYPE-72Cの後継機種として、世界最軽量クラスでコンパクト・世界最高速融着*
、最高水準の耐環境性能を引き継ぎ、新たに世界初のAI技術「NanoTune™」、IoT技術 「SumiCloud™」を搭載、世界最高速補強、最大接続回数への機能向上も行いました。TYPE-72C+の主な特長は以下の通りです。
AI技術「NanoTune™」 融着失敗ゼロへ
世界で初めて独自AI技術を利用することで、融着条件の更なる微細なチューニングを可能としました。劣悪な環境やスキルに依存せず、常に高品質な融着作業をサポートします。ファイバカット等の前処理に伴う再融着作業をゼロとします。
IoT技術 「SumiCloud™」 常に最高の融着品質
予防保守機能により装置点検・消耗品交換の事前検知、予期せぬトラブルを回避、いつでも最高の融着パフォーマンスを実現します。
TYPE-72C+には無線LAN接続*
機能が搭載されており、SumiCloud™* に接続すると、スマートフォン上で装置点検・消耗品交換時期を事前に検知可能となります。世界最高速補強、最大接続回数
軽量、コンパクト、衝撃に強い防塵・防滴構造設計はそのままに、新耐熱素材の採用により世界最高効率の加熱補強ヒータを開発、補強時間8秒と世界最高速をさらに更新し、かつ消費電力を7%効率化することで1回の充電で320回接続可能となりました。
テレワークの定着化、遠隔医療、オンライン授業などの浸透に伴い、今後もますます高速・大容量・低遅延な通信ネットワーク網構築が求められてきます。
住友電工グループは、さらに容易な作業性や信頼性の確保、機能性・拡張性の向上など、お客様のニーズに応える製品を開発、提供することで、通信ネットワーク網構築に貢献してまいります。
T-72C+の主な製品仕様
新型機TYPE-72C+ | 従来機TYPE-72C | |
---|---|---|
NanoTune™ |
搭載 | ― |
SumiCloud™による予防保守機能 |
搭載 | ― |
寸法 | 128Wx154Dx130H(mm) | 同左 |
質量(バッテリー込) | 2.2kg | 同左 |
標準接続損失 | 0.01dB | 同左 |
標準接続時間 | 5秒 | 同左 |
加熱時間 | 8秒 | 9秒 |
接続及び補強回数 | 320回 | 300回 |
耐環境性能(衝撃/防水/粉塵) | 76cm 5面/ IPx2/ IP5x | 同左 |
■ ご参考(全て英語)
- 住友電工融着機Webサイト:https://global-sei.com/sumitomo-electric-splicers/
- LinkedIn(Sumitomo Electric Fusion Splicer):
https://www.linkedin.com/showcase/sumitomoelectricfusionsplicer/ - Face Book(Sumitomo Electric Fusion Splicer):
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以上