Manufacturing Indonesia
- 名称
- :
- PT.Sumiden Hardmetal Manufacturing Indonesia
- 設立年月
- :
- 2012年6月
- 事業内容
- :
- 超硬工具、ダイヤ焼結体工具、CBN焼結体工具の設計・製造・修理・販売
- 代表者
- :
- 田中 克享
PT.Sumiden Hardmetal Manufacturing Indonesia(SUMIA)は2012年6月に住友電工ハードメタル(株)の切削工具製造拠点としてインドネシアに設立されました。世界第4位の約2.5億人の人口を抱え、経済成長が続くインドネシアでは二輪車、四輪車の販売が急進しており、日系企業の進出増加とともに切削工具の現地需要も拡大しています。これに対し、地産地消を目的とした現地生産と再研磨サービスにて日本と同等品質のものを提供し、本市場でのシェア拡大をめざしています。
現地スタッフとのコミュニケーション向上に取り組み、品質No.1をめざす
SUMIAはインドネシアの首都ジャカルタから東へ約60kmに位置するKIIC(Karawang International Industrial City)工業団地内にあり、切削工具の製造、販売をおこなっています。
私は技術担当として、まさに工場立ち上げ中の2013年6月に赴任しました。設備が通関で止められて搬入が遅れるなどのトラブルもありましたが、社内外の関係者の協力により、2013年7月から生産を開始しました。日本に負けない品質と確実な納期対応を基本概念に、お客さまから信頼される工場の体制構築に取り組んでいます。現地スタッフとの言葉の壁や、時間感覚、習慣の違いなどにより、スムーズに進まないことも多々ありますが、確実な意思疎通により1つずつ問題をクリアし、従業員一丸となって品質No.1工場をめざしたいと思います。
Ery(エリィ)
こんにちは、エリィです。私は工場長として安全、品質、コスト、納期の管理をおこなっています。私の住友電工グループに対する印象は、長い歴史を持ち、多様な分野でビジネスを展開している大きなグループだ
ということです。私は工場長としてSUMIAを高性能、高品質な工具を短納期でお客さまにお届けできる会社にしていきたいと考えています。
Dwi(ドゥウィ)
こんにちは、ドゥウィです。私は人事担当として、SUMIAの創業時からペイロール、税金の計算、立ち上げに来られる日本人の方々のVISA取得、現在の社員すべての採用活動に携わってきました。私は住友電工グループの社員になれたことを誇りに思っています。住友の事業精神に則り、今後もがんばっていきたいと思います。
現地レビュー
インフラ整備が進むなか歴史や文化があふれるジャカルタ
ジャカルタの交通渋滞
英国のカストロール社が実施した、世界78都市・地域を対象とした渋滞度調査の結果、ジャカルタがもっとも渋滞の深刻な都市となりました。一度渋滞すると最後はピタッと止まって動かなくなり、1時間かからない道のりが4時間かかることも。渋滞緩和策として地下鉄建設が始まりましたが、その工事規制の影響で車線が減少し、さらに渋滞に拍車をかけています。渋滞解消までの道のりはまだまだ遠いようです。
インドネシア料理
インドネシア料理といえば辛いというイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、私たちが想像するよりは辛さは控えめで、ナシゴレン(焼き飯)やミーゴレン(焼きそば)などは日本人にも親しみやすい料理です。ごはんを主食としておかずを添える、このスタイルは日本ともよく似ていることから、余計に親しみやすいのかもしれません。
ジャワ島の世界遺産
インドネシアの観光地と言えばバリ島が有名ですが、ジャカルタから約400km東のジョグジャカルタという町に、仏教遺跡のボロブドゥール遺跡、ヒンドゥー教遺跡のプランバナン遺跡があります。現在では世界一のイスラム教徒を抱える国ですが、昔はヒンドゥー教や仏教が大きな勢力を持っていた名残といえます。