成長著しい東南アジア市場において、各国へ電子ワイヤー製品の安定供給とサポートを担うマレーシア・SEPMからのレポートです。
- 名称
- :
- Sumitomo Electric Interconnect Products(M) Sdn. Bhd.
- 設立年月
- :
- 1988年3月
- 事業内容
- :
- 電子ワイヤー製品の製造・販売
- 代表者
- :
- 作田 正男
Sumitomo Electric Interconnect Products(M) Sdn. Bhd.(SEPM)は、1988年に電子ワイヤー製品の製造・販売を担う拠点として設立されました。成長著しい東南アジア市場において、エアコンやオーディオといった家電用の電線、ハイブリッドカー用の高圧電線、カーエレクトロニクス用のFFC(フレキシブルフラットケーブル)などの製品を各国に供給しています。
多言語を使うスタッフが垣根なく連携できるよう、定例ミーティング開催などで、さらなる事業発展を牽引
SEPMは、シンガポールからジョホール海峡を渡った対岸、マレー半島最南端の街ジョホールバルにある工場と首都クアラルンプールの営業所で構成されています。
安定したインフラ環境のもと、マレー系、中華系、インド系といった多民族で構成されるスタッフとともに、日々電子ワイヤー製品の安定供給および事業の拡大に努めています。
営業部門は、マレーシア国内のお客さまへの拡販のみならず、東南アジアや欧米中をふくめた世界十数カ国の住友電工グループ拠点への拡販サポートなどをおこなっています。また、多言語を使うSEPMのスタッフが、関係各国のスタッフと垣根なく連携し、さらなる事業発展に貢献できるよう、多国間の定例ミーティング開催などの仕組みづくりに取り組んでいます。
Nurul Farah Idayu Binti Mahamad
(ヌルル・ファラー・イダユ・ビンティ・マハマド)
SEPMに入社後、経理部門スタッフとして働いて1年半が過ぎました。仕事は、請求書などの伝票の発行、出入金の処理などを担当しています。今後もSEPMのメンバーとして、職場のほかのスタッフとともに、SEPMの目標達成に貢献できるよう、200%がんばっていきたいです!
林欣仪 (リム シン イー)
SEPMに入社して1年が過ぎました。購買課で事務所の備品や電線部門、FC(フラットコンポーネント)部門の材料などの購入の仕事をしています。これからも関係部門とのコミュニケーションを通じて、交渉の方法や事務能率の向上などを学び、将来は購買のスペシャリストになりたいです!
現地レビュー
椰子畑
マレーシアは食用油や石けんなどに使われるパームオイルの生産が盛んです。原料となるパーム椰子畑が、見渡す限り延々と続く光景は圧巻です。
ジョホールバルの歓喜
サッカー日本代表がワールドカップ初出場を決めた、ラーキンスタジアム。ふだんは昨年のマレーシアサッカーリーグ覇者「ジョホール・サザン・タイガース」のホームグラウンドとして、熱狂的なファンたちで賑わっています。チームが優勝した翌日は、急遽ジョホールの祝日になりました。
金曜日が休日
マレーシアはイスラム教が国教であり、信者は金曜日にはマスジドという礼拝所に行き、いつもより長くお祈りをします。このため、ここジョホールをふくめマレーシアの一部の州では、日曜日の代わりに金曜日を公的な休日としています。多くの一般企業は日曜日を休日としていますが、官公庁では日曜日は出勤日です。地元の学校も例外ではなく、日曜日にはスクールバスで通学する子どもたちの姿を見かけます。
英連邦の一員
マレーシアは英連邦の一員であり、自動車が左側通行であることなど、イギリスの影響が多く残っています。また、高原では紅茶の栽培が盛んで、英国風のコテージが立ち並び、休暇にはアフタヌーン・ティーを楽しむ多くの人々でにぎわいます。