ニュース & トピックス　2016年05月号（Vol.464）

【新製品情報】長距離大容量伝送に適した結合型マルチコア光ファイバを開発
【お知らせ】「みえ水素ステーション」が開業しました
【受賞】「2015年度実業団陸上 of The Year」Finalist チーム賞を受賞
【新製品情報】鋼旋削用新材種「AC8025P」を開発、発売
【新製品情報】「SEC-ウェーブミル™WEX1000型」を拡充
【新製品情報】「楽々Workflow®II（らくらくワークフロー・ツー）クラウドサービス」に新機能を追加
【展示会】「2016 Japan IT Week 春」に出展
【展示会】「FTTH APAC CONFERENCE 2016」に出展
【展示会】「MEX金沢2016」に出展
【展示会】「第64回電設工業展～JECA FAIR 2016～」に出展
【お知らせ】大阪市に「女性活躍リーディングカンパニー」として認証されました

【新製品情報】長距離大容量伝送に適した結合型マルチコア光ファイバを開発

住友電工は、純石英コアを4つ内蔵する長距離大容量伝送用途に適した新型の結合型マルチコア光ファイバ（MCF）（※1）を開発しました。本製品は、空間分割多重（SDM）用光ファイバにおける世界記録を更新する伝送損失（※2）0.158dB/km（波長1550nm）および空間モード分散（※3）6. 1ps/√km（波長1550nm付近）を実現しました。

住友電工は2009年よりMCFの先駆的な研究開発に取り組み、成果を上げてきました。また、1980年代より純石英コアファイバの開発製造をおこない、海底ケーブル網の発展に貢献してきました。今回の成果は、これらの研究開発を融合して高めることで得られています。

今後、今回の開発を含めさまざまなMCFについて、より実使用状態に近い環境下での性能評価や量産技術開発など、引き続き研究開発を続けてまいります。

※1: マルチコア光ファイバ（MCF）：1本のファイバの中に、複数のコアを内蔵する光ファイバ。非結合型MCFと結合型MCFという2つのタイプに分けられる。

※2: 伝送損失：光が光ファイバ内を進む際に、光の一部が散乱や吸収によって減衰する割合であり、低ければ低いほどより遠くに光信号を届ける。

※3: 空間モード分散：空間モード分散が大きいほどデジタル信号処理の計算負荷が大きくなることから、小さいことが望ましい。

光通信研究所

ページの先頭へ

【お知らせ】「みえ水素ステーション」が開業しました

みえ水素ステーション四日市

住友電工グループの住友電装（株）が出資している「みえ水素ステーション合同会社」（以下、MHS社）が営業を開始しました。

MHS社は、住友電装（株）が日本トランスシティ（株）、三重トヨタ自動車（株）、谷口石油（株）とともに2015年7月に設立した商業用水素ステーションを運営する合弁会社です。

今回、三重県初となる水素ステーションを四日市市、津市の2カ所に設置、営業を開始しました。

■所在地

〒510-0867 三重県四日市市松泉町2番地（住友電装（株）四日市物流センター内）

〒514-0821 三重県津市垂水99番地の1（三重トヨタ本社内）

【開所式】左から田中四日市市長、波多野中部経済産業局長、井上住友電装（株）社長、鈴木三重県知事

三重県では5月26日からG7伊勢志摩サミットの開催が予定されていますが、「気候変動・エネルギー」といった環境問題もその主要議題のひとつとしてあげられています。「みえ水素ステーション」の開業をはじめとする水素社会実現に向けた取り組みが、環境問題解決の一助となることを期待し、やさしい未来づくりに取り組んでまいります。

みえ水素ステーション Webサイト

住友電装（株）

ページの先頭へ

【受賞】「2015年度実業団陸上 of The Year」Finalist チーム賞を受賞

3月29日に日本実業団陸上競技連合主催の「2015年度実業団陸上 of The Year」の表彰式がおこなわれ、当社陸上競技部が「Finalist チーム賞」を受賞いたしました。

今回の受賞では、当社陸上競技部が全日本実業団対抗選手権大会で総合優勝するなどの実績が高く評価されました。

今回の受賞を励みに、今後も良い結果が残せるよう、部員一同で努力してまいります。

陸上競技部

ページの先頭へ

【新製品情報】鋼旋削用新材種「AC8025P」を開発、発売

鋼旋削用新材種「AC8025P」

住友電工は、近年の堅調な工具需要の中でも特に大きな市場である鋼の旋削加工用途において、加工の安定性と長寿命を可能とした、新CVD※コーティング材種「AC8025P」を開発、発売しました。

本製品の主な特長は以下のとおりです。

（1）刃先の耐チッピング性を大幅に向上

新開発の強靭性超硬母材上に当社独自のCVDコーティング技術である「アブソテック® プラチナ（Absotech® Platinum）」を適用しています。進化した本コーティング技術により、被膜の残留応力を制御、コーティングの密着性を大幅に向上、従来コーティング膜対比で耐摩耗性は維持したまま2倍以上の耐チッピング性を実現、焼入鋼を除くあらゆる鋼の旋削加工（高速～中速領域の粗切削、中仕上げ切削、仕上げ切削、断続切削）の幅広い用途に適用可能です。

（2）刃先の耐溶着性を大幅に向上

切れ刃稜線部に対して表面平滑化処理をおこなうことで耐溶着性を大幅に向上させることに成功しました。特に低炭素鋼、鉄板材など溶着が発生しやすい被削材の加工では切れ刃部で膜剥離や膜チッピングなどが発生し、仕上げ加工面の悪化、工具寿命の低下などが問題となる場合がありましたが、本製品では寿命安定性が大幅に改善されます。

※CVD（Chemical Vapor Deposition）：ガス反応を利用して、物質の薄膜を形成する蒸着法のひとつで、反応容器で加熱した基板物質上に、目的とする薄膜の成分を含む原料ガスを供給し、気相または基板表面での化学反応により膜を形成させる方法。

ハードメタル事業部

ページの先頭へ

【新製品情報】「SEC-ウェーブミル™WEX1000型」を拡充

「SEC-ウェーブミル™WEX1000型」

刃先交換式隅削りカッタ「SEC-ウェーブミル™WEX2000/3000型」の低切込み、高能率加工用途に向け、「WEX1000型」を拡充しました。小サイズの刃先交換インサート63 型番とカッタボディ17型番を新たに開発、発売しました。「WEX1000型」は小径サイズ（φ10～）からラインアップし、これまで刃先交換式工具では対応できなかった加工径にも対応できます。また最適化設計により加工面品位に優れ、多刃による高能率加工が可能です。

本製品の主な特長は以下のとおりです。

（1）ラインアップ

φ10～φ63までのラインアップにより、これまで刃先交換式工具では対応できなかった加工径、用途にも対応可能です。

（2）高能率加工

従来品同径比2倍以上の多刃設計により高能率加工が可能です。

（3）加工面品位

最適化された切れ刃設計により優れた加工面品位を実現します。

ハードメタル事業部

ページの先頭へ

【新製品情報】「楽々Workflow®II（らくらくワークフロー・ツー）クラウドサービス」に新機能を追加

「楽々Workflow®IIクラウドサービス」は、初期投資やインストール・メンテナンス作業が不要で、月額利用料のみですぐに利用できるクラウドサービスです。業務効率化や意思決定のスピードアップを実現する業務改革ツールとして多数のお客さまに導入いただいております。

今回、見積書や納品書など明細行を含む帳票の入力画面が手軽に作成できるようになりました。また、文書内に添付されている電子ファイルの一括ダウンロードや複数フォルダの横断検索など、利用者の作業効率を向上させる機能を追加しました。さらに、承認・決裁後の文書を新たなメンバーに通知し、その未読・既読を確認できるようになり、必要な情報を確実に伝えることができるようになりました。

今後も、企業ニーズにあったサービス型製品を開発し、お客さまに提供してまいります。

住友電工情報システム（株）

ページの先頭へ

【展示会】「2016 Japan IT Week 春」に出展

5月11日（水）から13日（金）の3日間、東京ビッグサイトで「2016 Japan IT Week 春」が開催され、住友電工システムソリューション（株）が「第13回情報セキュリティEXPO 春」に、住友電工情報システム（株）が「第21回ビッグデータ活用展春」、「第25回ソフトウェア開発環境展」に出展します。