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プレスリリース

太陽光発電所用 PLCストリング監視装置導入実績10,000台突破

製品・技術情報

2020年10月26日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治 以下、当社)は、2016年に太陽光発電所用 PLCストリング監視装置の本格販売を開始し、以降、製品・サービスの拡張を進め、このたび導入実績が、81発電所(発電容量計561MW)、機器台数10,000台を突破しましたのでお知らせします(2020年10月末時点)。

固定価格買取(FIT)制度*1期間中、太陽光発電所が20年の長期間にわたって高い発電量を維持するためには、適切な運用管理と保守点検により故障を事前に察知し予防することが非常に重要です。とりわけ、予防の観点においては、IVカーブ測定やドローンによる熱監視などの一時的かつ断片的な情報ではなく、変化点を正確にとらえる常時監視を行うことが有効かつ重要となります。当社のPLCストリング監視装置は、導入コストが低い、安定した監視データの伝送が可能、耐雷性が高いなどを含む、下記の特長を有しており、太陽光発電所を常時監視することで、長期間の安定的な運用を可能とします。

【当社太陽光発電所用 PLCストリング監視装置の特長】

  1. PLC技術の利用により、低コスト、安定した監視データの伝送を実現、既存発電所への後付け設置が可能
    当社システムは、電力線(Power Line Communication:電力線通信)を通信回線として利用するPLC技術を採用しています。既設の電力線でも導入可能なため、通信線敷設工事が不要で低コスト(他方式対比7割安、当社試算)、また既存発電所にも後付け導入が可能です。有線回線のためデータ伝送も非常に安定しています。
  2. ストリングごとの常時監視が可能、早めの異常の察知、対策が可能
    パワーコンディショナー単位の発電所監視では、異常が一定程度に波及するまで検知ができませんが、当社システムは、ストリング*2ごとに監視し、パワーコンディショナー監視で顕在化する前の異常を検知することができます。早めの異常察知により、早期に対策が可能です。
  3. 監視データをAIで分析・故障内容を自動で判別
    2019年11月より、ストリング監視装置にて収集したデータをAIで分析し、日次・月次・年次でレポートを提供するサービスを開始しています。AIにて故障内容を自動で判別、故障個所と共にお知らせするため、正確で効率的な運用管理と保守点検をサポートするものです。本サービス導入により、定期点検の工数削減も可能です。

当社は、今後とも利便性の高いストリング監視装置及び付帯サービスの提供を目指し、太陽光発電の利用拡大・安定運用に貢献します。

*1 太陽光などの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける制度。

*2 直列に接続された太陽光発電パネル群の最小構成単位

■ ご参考

・本製品について:当社Webサイトメガソーラー用ストリング監視装置
http://www.sei.co.jp/string/

・プレスリリース(2018年12月25日):
"太陽光発電所の発電量を最大化" AIを搭載した異常検出装置の開発を完了
https://sei.co.jp/company/press/2018/12/prs108.html

以上

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