トップメッセージ
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、
有難く厚く御礼申し上げます。
明るい雰囲気で始まった昨年でしたが、後半になると「世界経済の回復は鈍化」「新興国経済の減速」といったお決まりのフレーズが新聞等でよく使われました。日本でも、昨年前半はアベノミクス第一の矢、第二の矢の余韻が残っておりましたが、後半になっても消費、設備投資は低水準、円安でも輸出は伸びず、四半期ごとに発表されるGDP成長率もマイナスとなるなど、冴えない展開が続いております。
先月の衆議院議員選挙では安倍政権が信任を受けましたが、だからといって、すぐに景気回復に力強さが出てくるということはないと考えます。アベノミクス第三の矢である「成長戦略」は、日本経済の体質を変えようというものでありますので、対症療法である第一の矢、第二の矢とは異なり、成果が出るまでには相当な時間がかかることは覚悟しなければならないでしょう。
国の描く成長戦略が画餅に帰さぬよう、我々企業も精一杯の努力をしなければなりません。私も年頭にあたり、社員に向けて、「改革者」という意識を強く持つように、と呼びかけました。一人ひとりが、改革・改善への意識を強く持つことにより、大小さまざまなイノベーションを興し、お客様の課題を解決できるソリューションをお届けできればと考えております。
本年も社員一同、「萬事入精」の気持ちで一所懸命業務に精励する所存ですので、どうかご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康と一層のご発展を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。