特集
今回は、当社の高度な画像認識技術を用いた画像監視装置「Smart Chaser®」をご紹介します。
Smart Chaser®(スマート チェイサー)とは…?
「Smart Chaser®」は、高度な画像認識技術を用いて、監視カメラの映像から自動で、人間や車を検知することができる画像監視装置です。
既存の固定された監視カメラの映像を、「Smart Chaser®」に入力しカメラの設置条件を設定することで、画面内に映る動体の中から人間や車を検出し「検出枠」を付加して表示できるので、監視映像の中から人間や車の視認性を高めることができます。また、監視対象物(人間や車)の追跡中は画面上に移動軌跡を表示することができます。さらに周辺機器と連携して、設定した発報条件に合致した場合に、監視室での警報装置発報や、監視現場で光や音による威嚇装置を作動させることもできます。このように、正確かつ効率的な監視運用が実現でき、犯罪、事故の未然防止や監視員の負荷軽減に貢献します。接続対象カメラは、アナログカメラに加えて、2014年11月よりAXIS社製のネットワークカメラにも対応しました。
こんなところに使えます。
●メガソーラー発電所や工事用資材置き場、データセンター、店舗、学校、重要文化財などを監視し、侵入者を確実に捕捉します。
●小学校、幼稚園、保育所、老人ホーム、介護施設などでの事故防止を目的に、危険な場所へ接近する人物を検知します。
今後は、カメラ画像内に設定した通過基準線をどちらの方向からまたいだかを検出し、出入口を通過する人数の計測や、介護施設などにおける入居者の不要な外出検知などにご利用いただける「方向移動検知」機能を追加する予定です。
Smart Chaser®(スマート チェイサー)の主な特長
「Smart Chaser®」に搭載された画像認識技術は、入力映像の変化情報や学習したデータをもとに画面内で検出した動体の中から、木々の揺れや日照変化などさまざまな外乱要因を独自アルゴリズムで排除しながら、高精度に人間や車の動きのみを検出することができます。
「Smart Chaser®」は監視映像内の人間や車の検出に加えて、監視映像内に指定した複数の侵入禁止エリアに対する人間や車の侵入を検知することができます。複数ある侵入禁止エリアのすべてに人感センサなどを設置/施工することに比べ「Smart Chaser®」の導入は簡単で経済的です。
「Smart Chaser®」を導入することで、画像監視機能に加え危険な状態を自動で検知する機能が備わります。見る・録るだけの監視から異常な状態を気づかせる高度な画像監視システムに更新することが可能です。