ホーム > 企業情報 > SEI WORLD >2015年12月号(Vol.459) > グループ会社紹介

今月のグループ会社紹介 現地からのリポート

中東事務所
(ドバイ)
Sumitomo Electric Industries, Ltd.
Middle East Office
中東の社会インフラシステム充実に貢献すべく市場調査・情報収集・販売支援に取り組んでいるドバイ・中東事務所からのレポートです。
中東事務所 星野 輝
中東事務所
星野 輝
Sumitomo Electric Industries,Ltd. Middle East Office
会社概要
名称
Sumitomo Electric Industries,Ltd. Middle East Office
開設年月
2008年7月
事業内容
中東地域全般の市場調査・情報収集および住友電工グループ製品の販売支援など
代表者
武藤 悟史

中東事務所は、駐在員事務所として、2008年7月、ドバイ国際空港に隣接するフリーゾーン内に開設されました。中東市場における住友電工グループ唯一の営業支援拠点として、光通信、光機器、産業電線、新規事業関連製品(集光型太陽光発電装置、レドックスフロー電池、水処理膜)などの市場調査・情報収集・販売支援をおこなっています。

風土・文化・商習慣が違うアラブ・イスラム圏においても住友電工グループの発展に寄与するべく日々努力

アラブ・イスラムの考え方が人々の生活・ビジネスの根底に存在している中東では、オイルマネーを原資として高い経済成長が続き、インフラ整備や都市の近代化が急ピッチで進んでいます。当事務所は、日本人駐在員に加え、インド人、フィリピン人、パキスタン人という人員構成になっており、風土・文化・商習慣が異なる環境で、日々の業務に取り組んでいます。

私は今年4月に赴任し、各国政府系の電力・石油会社向けに住友電工グループ製品全般の営業支援活動をおこなっています。特に注力している電力事業関連製品は、規模が大きく、1つのプロジェクトを完遂させるためには、多くの関係者の協力が不可欠であり、また、数年を要することも少なくありません。

最近では、日本製造品のみならず、インド、サウジアラビアなどの海外グループ会社の製品の拡販にも力を入れており、住友電工グループにとっての中東市場の位置付けは、より重要なものになっています。

今後も、住友電工グループの発展および中東の社会インフラシステムの充実に貢献していきたいと考えています。

中東事務所のスタッフ
中東事務所のスタッフ
現地スタッフの紹介

Girish(ギリッシュ)

Girish(ギリッシュ)

私は、技術マネージャーのGirishです。41歳、2児の父親です。2010年10月10日に入社して以降、FTTx製品、融着機などの光関連製品を担当し、技術支援・アフターサービスに中東全域を飛び回っています。UAE、サウジアラビア、カタールで特に成果を挙げてきており、日本のみなさんの素晴らしいサポートに感謝しています。住友電工での仕事は、日本および中東の文化を広く学ぶ機会があり、日々楽しく業務に取り組んでいます。

Lanie(ラニー)

Lanie(ラニー)

2009年に入社したフィリピン出身のLanieです。私は当事務所で最初に採用されたスタッフです。住友電工に入社し働くことは、私の運命だと思っています。所内の事務業務を担当し、事務所員の活動をサポートしてきました。今年に入り、業務範囲を広げ、融着機のアフターサービス活動にも参画しています。このような成長の機会を与えてくれる住友電工で仕事ができることを誇りに思っています。

現地レビュー

砂漠の中の都市ドバイ

砂漠・ドバイ
ドバイは、アラビア半島のペルシア湾※に面したアラブ首長国連邦(UAE)を構成する7首長国のうちの1つ。砂漠かつ海沿いという土地柄、高温かつ高湿度の気候が最大の特徴。真夏の気温は50度にもなります。

※UAEでは、アラビア湾と呼ばれています。

UAEの砂漠
UAEの砂漠
アラブ社会・ドバイ
地元のアラブ人を中心としたイスラム教徒には、毎日5回の礼拝実施の義務があります。また、毎年のラマダン(断食月)には日の出から日没までのあいだ、飲食を絶つ義務があります。この間は、ほぼすべての飲食店が閉まってしまいます。また、酒・豚肉はイスラムの戒律で基本的に禁止されており、許可を得た店・ホテルでのみ入手が可能です。この地での生活では、アラブ・イスラムの世界とうまく付き合うことが求められます。
イスラム教の象徴 モスク
イスラム教の象徴 モスク
世界都市・ドバイ
数十年前までは砂漠に過ぎなかったこの地は、あっという間に世界有数の都市へと変貌を遂げています。その象徴として、世界一の高さ828mを誇るビル、ブルジュ・ハリファが2010年に開業し、超高層ビル街の中心にそびえ立っています。
ブルジュ・ハリファ(高さ828m)
ブルジュ・ハリファ
(高さ828m)

ドバイの乗り物

中東初の都市鉄道として、2009年に無人運転のドバイメトロが開業しています。日本企業連合が建設し、当社はインドネシア子会社SIK※のケーブルを納入しました。2013年には安倍首相が視察・試乗をおこなっています。2020年のドバイ万博に向けて、3路線目が計画中です。

一方、人々の足は車が中心であり、日欧米からの輸入車がたくさん街を走っています。フェラーリやランボルギーニといった高級車を複数台乗り回す富裕層も存在します。

※SIK:PT. Sumi Indo Kabel Tbk. 産業用電線・ケーブルの製造・販売会社

ドバイメトロ
ドバイメトロ
市内のビル群
市内のビル群

ページの先頭へ