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【お知らせ】光ファイバの最大伝送容量の世界記録を更新、2.15ペタビット毎秒を達成 ~高精度光コム光源の採用により、長距離化・大規模化への期待~
当社と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、RAM Photonics, LLC(RAM)は共同で、従来世界記録であった光ファイバ1本あたりの伝送容量を2倍以上に更新し、2.15ペタビット(※1)毎秒の光信号の送受信実験に成功しました。
光ファイバ1本あたりの伝送容量を拡大する次世代技術として、新型光ファイバ(※2)が世界的に研究されている中、今回、品質が均一で長距離伝送に好適な同種コア型のシングルモード22コアファイバと波長多重光を一括で生成可能な高精度光コム(※3)光源を用いて、30km伝送の実証をおこないました。
光伝送システムでの利用が期待されている高精度光コム光源を採用した今回の実験により、将来の大規模デジタルコヒーレント(※4)光ネットワーク実現の可能性が拓けます。なお、本論文は、スペイン、バレンシアで開催された光ファイバ通信関係最大の国際会議の1つである「第41回欧州光通信国際会議(ECOC2015、9月27日~10月1日)」で高い評価を得て、最優秀ホットトピック論文として採択されました。
本実験では、当社が「シングルモード22コアファイバ」を設計・製造しました。また、「高精度光コム光源」は、当社が独自開発した専用の高非線形ファイバを使用し、RAM社が設計・製造しました。
今後、マルチコアマルチモードファイバ伝送技術の実用化をめざして、通信事業者、メーカとの取り組みを積極的に推進し、光通信のさらなる大容量化技術の研究開発に取り組んでいきます。
ポイント
- ●従来世界記録1ペタビット毎秒の約2倍である2.15ペタビット毎秒を達成
- ●品質が均一で長距離伝送に好適な同種コア型のシングルモード22コアファイバを採用
- ●将来の大規模デジタルコヒーレント光ネットワークに向け、高精度光コム光源を採用
新型光ファイバ | 主な特徴 |
---|---|
異種コア (物理特性が違うコアを配置)マルチコアファイバ |
コア間クロストークの低減が容易で、コア数を増やすことも可能である。コア毎の光の進行速度が異なるため、空間符号化や自己ホモダイン伝送には不適。シングルモードタイプ、マルチモードタイプが存在する。これまでは、36コアファイバが最高コア数である。 |
同種コア (全コア物理特性が同じ)マルチコアファイバ |
各コアの光が同じ速度で進行するので、空間符号化や自己ホモダイン伝送など高度な伝送方式に対応可能。コア間クロストーク低減に高度な技術が必要で、コア数を増やすことが難しい。シングルモードタイプ、マルチモードタイプおよび混在タイプが存在する。 これまでは、19コアファイバが最高コア数であった。 |
【新製品情報】超硬合金切削用ナノ多結晶ダイヤモンド工具のラインアップを拡充 ~工具のサイズ拡充と新シリーズ追加~
当社は、数十ナノサイズの微細なダイヤモンド粒子が強固に直接結合したナノ多結晶ダイヤモンド(NPD)をボールエンドミルの刃先に用いた切削工具を業界で初めて開発し、超硬合金の精密仕上工具NPDB型R0.3、R0.5、R1.0の3型番をすでに販売しています。
このたび、モールドフィニッシュマスター®「スミダイヤ®バインダレス ボールエンドミル」の小径サイズR0.1、R0.2の拡充と新シリーズ標準仕上工具NPDBS型R0.1~1.0の5型番を追加しました。さらに、刃先交換インサートの新製品となる37型番もあわせて発売しました。
ラインアップ
- ボールエンドミル NPDB型(精密仕上品)
- :
- 5型番(拡充2型番)
- ボールエンドミル NPDBS型(標準仕上品)
- :
- 5型番(新発売)
- 刃先交換インサート
- :
- 37型番(新発売)
【新製品情報】文書管理・情報共有システムの最新版「楽々Document® Plus(らくらくドキュメント プラス) Ver.3.8」を発売
「楽々Document® Plus」は、企業内に分散して存在する文書やデータを登録・保存・管理し、必要な時に必要な情報を高度な検索ですぐに取り出すことのできる文書管理・情報共有システムです。
今回発売の「楽々Document® Plus Ver.3.8」では、改訂時期がきた契約書の管理者に対して督促メールを定期的に送信したり、その改訂状況を一覧で表示するなど、契約書管理に便利な機能が追加されました。
【新製品情報】Webワークフローシステムの最新版「楽々Workflow®II(らくらくワークフロー・ツー) Ver.7.1」を発売
「楽々Workflow®II」は、企業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化し、業務の見える化を実現するパッケージソフトです。
今回発売のWebワークフローシステム「楽々Workflow®II Ver.7.1」は、行数を追加できる一覧入力形式を含む申請画面を簡単に作成できるようになりました。また、一般利用者の操作記録に加え、管理者がおこなう設定作業の操作記録を残すようになり、企業の内部統制強化に貢献します。さらに、承認・決裁済みの申請を追加で通知・回覧できるようになり情報共有がしやすくなりました。
【受賞】ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン(株)の仕入先総会において、「VA/VE協力感謝賞」を受賞
当社は、10月9日に開催されたボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン(株)仕入先総会において、「VA/VE協力感謝賞」を受賞しました。
ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン(株)の松居代表取締役社長から、当社執行役員の森谷 守に、表彰盾および表彰状が授与されました。本受賞は積極的なVA/VE提案による価格協力が評価されたものです。今後もさらなる原価低減活動、生産性向上に努めていきます。
【お知らせ】光コードをオンラインストアのAmazonで販売開始
当社は10月から、より多くのお客さまに当社製品をご購入いただけるよう、Amazonジャパン(株)(Amazon.co.jp)でコネクタ付光コードの販売を開始しました。
本ラインナップは構内LAN、データセンターのネットワーク機器間の接続や、FTTHなどにおける宅内受信装置の接続など、広く一般的に使用される光配線部材です。
【お知らせ】フィリピンでの地デジ放送を利用した渋滞情報配信実証実験に参加
住友電工システムソリューション(株)は、総務省の「フィリピン共和国における地デジ日本方式によるデータ放送を用いた渋滞情報配信システムの導入可能性に関する調査(マニラ市)」で、本田技研工業(株)ほかとともに現地実証実験に参加しています。総務省は、地上デジタル放送日本方式を採用したフィリピン共和国で本調査をすることで、日本のICT※分野の国際競争力の強化をめざしています。
当社は、これまで国内外で培った渋滞情報の生成技術を活用し、マニラ市内で収集した車の位置情報をもとにした渋滞情報の生成を担当しています。本社会実験の結果をふまえ、フィリピン国内での商用化や新興国への展開を進め、渋滞情報の提供を通じた社会貢献をおこなっていきます。
【展示会】「システムコントロールフェア(SCF)2015」に出展
12月2日(水)から4日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「システムコントロールフェア(SCF)2015」が開催されます。本展示会は2年に1度、オートメーションと計測の先端技術が集う専門展です。住友電工システムソリューション(株)は、(株)パトライトの出展ブースに外部警報連携する「Sensor Core®」を共同展示します。M2Mソリューションと情報表示イノベーションのコラボで新たな気付きを与えます。
展示ブースへのご来場を心よりお待ちしております。
- 公式サイト
- :
- http://scf.jp/ja/
- 会期
- :
- 12月2日(水)~4日(金)
- 会場
- :
- 東京ビッグサイト
- ブース番号
- :
- 西展示場S1-03
- 出展製品
- :
- M2Mソリューション「Sensor Core®」
【展示会】低温工学・超電導学会の併設展に出展
12月2日(水)、3日(木)の2日間、姫路商工会議所で開催される低温工学・超電導学会の併設展に出展します。今回は、4月に第19回超伝導科学技術賞を受賞し、販売開始した高強度「DI-BSCCO® Type HT-NX」を中心に超電導応用製品を紹介します。
展示ブースへのご来場を心よりお待ちしております。
- 会期
- :
- 12月2日(水)、3日(木)
- 会場
- :
- 姫路商工会議所
- 出展製品
- :
- 超電導線材、超電導マグネット、超電導ケーブル
【スポーツ】第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)への出場が決定
11月15日(日)に、第58回関西実業団対抗駅伝競走大会が和歌山県田辺市龍神行政局前をスタート、龍神体育館をゴールとする7区間80.45kmでおこなわれました。当社チームは3区の竹澤 健介選手が区間賞を獲得するなどして、4位に入賞しました。
この結果により、来年1月1日に群馬県でおこなわれる第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)への出場が決定しました。皆さまの温かいご声援をよろしくお願いします。