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トップメッセージ 2016年06月号(Vol.465)

社長 松本正義

芸術鑑賞の楽しみ

さて私事で恐縮ですが、先日、京都の鹿ケ谷にある泉屋博古館を訪問しました。泉屋博古館は、住友家が蒐集した美術品を保存、展示する美術館で、これまでも何度か訪問したことがあります。ちょうど春に因んだ企画展が開催されており、茶道具や書画、蒔絵や螺鈿の工芸品を鑑賞し、良い保養となりました。

若い頃は、どちらかと言えば運動に打ち込んでいたのですが、1985年から7年間の英国駐在で、絵画に大いに興味を覚えるようになりました。現地法人の社長は、幹部来欧時のお世話役も大事な仕事です。当時の亀井会長は、多忙な出張スケジュールを縫って美術館を廻るのを楽しみにされ、美術館、博物館にはお伴したものです。そうすると必然的に技法や作者などについて勉強をするようになり、不思議なことにその過程で、興味の度合いが深まっていったようです。

言わずもがなですが、美術を含む芸術は、私たちに色々な感動を与えてくれます。「癒やし」、「勇気」、時には「悲哀」も。ふと思いましたが、一流のアスリートの真剣勝負から得られる感動もこれに近いのではないでしょうか。

いよいよ8月には、リオデジャネイロ五輪が開幕します。選手を芸術作品に例えるのは失礼かもしれませんが、最高の舞台で最高の技や記録を期待したいものです。

社長 松本 正義


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