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ニュース & トピックス 2016年07月号(Vol.466)

【お知らせ】米国大手電力会社との大規模蓄電システム実証実施契約の締結について

住友電工グループは、米国大手電力会社であるSan Diego Gas and Electric社(以下、SDG&E社)と、レドックスフロー電池として米国最大規模となる蓄電システムに関する実証実施契約(Implementation Document)を締結しました。本件は、当社が新エネルギー・産業技術総合開発機構( 以下、NEDO)より実証委託を受け、実施するものです。

米国カリフォルニア州は、高い再生可能エネルギー導入目標(2020年までに州内の電力販売量の33%)を掲げていますが、太陽光発電の増加による朝夕の急激な需要変動や電力品質劣化の問題が顕在化しつつあり、州法AB2514*1において大規模な系統用蓄電池導入目標を電力会社に課し、その導入を積極的に進めようとしています。レドックスフロー電池は、上述諸問題の有力な解決手段として期待されています。

当社グループは、NEDOから委託を受け、カリフォルニア州サンディエゴにおいて、大手電力会社であるSDG&E社を実証パートナーとして、米国最大規模となるレドックスフロー電池を用いた蓄電システムの実証事業をおこないます。

本実証事業では、SDG&E社変電所内に当社製レドックスフロー電池(2MW×4時間)を設置し、その普及に向けて送電・配電併用運転による経済価値向上について検討することを目的としています。2016年秋より配電網において実証運転を開始し、多用途利用による経済性の検証をおこないます。次いで送電網へ接続してアンシラリーサービス*2などの提供により、さらなる経済価値向上と信頼性を実証することを目指します。

当社グループは、レドックスフロー電池の有用性を実証することにより、米国市場における当該電池の活用促進を図り、再生可能エネルギーの利用推進とCO2削減に貢献していきます。

レドックスフロー電池(写真は当社横浜製作所に設置のもの)
レドックスフロー電池(写真は当社横浜製作所に設置のもの)
*1
州法AB2514:カリフォルニア州で系統におけるエネルギー貯蔵システムの導入目標を課す州法
*2
アンシラリーサービス:周波数や電圧の制御および、緊急用の予備電力確保といった電力サービス
エネルギーシステム事業開発部、パワーシステム研究開発センター

【新製品情報】文書管理・情報共有システムの最新版「楽々Document® Plus(らくらくドキュメント プラス) Ver.4.1」を発売

「楽々Document® Plus」は、複数のファイルを1つの「文書(ドキュメント)」に添付し、「フォルダ」に保管することができる文書管理・情報共有システムです。日付や作成者などの任意項目を属性として付与し、文書を登録します。「楽々Document® Plus」は、必要な時に必要な情報を属性検索やあいまい検索などの高精度な検索ですぐに取り出すことができ、オフィスファイルの管理はもちろん、契約書管理、ISO文書管理や複合機連携による紙文書活用など、さまざまな機能を備えています。

「楽々Document® Plus Ver.4.1」は、システム管理者の負担を軽減する、運用・管理機能を強化しました。フォルダ単位の利用状況がモニタリングできるようになり、部門ごとでのフォルダの利用状況をタイムリーに把握できます。また、フォルダ間での文書の移動が簡単にできるようになり、組織の改編などで文書の担当部署に変更が生じた場合にも、迅速に対応できます。

【お知らせ】「住友電工‐産総研 サイバーセキュリティ連携研究室」を設立 ~ IoT製品のセキュリティ強化のため、企業名を冠した研究室を関西で初めて創設 ~

住友電工と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)は産総研情報技術研究部門内に「住友電工‐産総研 サイバーセキュリティ連携研究室」を設立しました。

本連携研究室は、加速的・集中的研究開発を実現するために今年4月に制定された産総研連携研究室制度を活用したもので、産総研のもつ優れたセキュリティ技術を住友電工の主力製品であるインフラ・産業システム・交通関連機器に実装し、セキュリティ強化の研究開発を進めることにより、これら製品の信頼性を高め、さらなる社会の安定に貢献していくことを目指します。また、産総研としては、関西地区で初めての企業の名称を冠した連携研究室となります。

研究内容

住友電工の各事業領域(情報通信、自動車、環境エネルギー、エレクトロニクス、産業素材)におけるネットワークに接続される電子製品群を対象に、サイバー攻撃への対策技術について研究をおこないます。特に、産総研の保有する暗号技術、組込みシステム高信頼化技術などを適用したIoTセキュリティ技術を中心的な技術と位置付け、まずは、住友電工の主力製品である自動車・交通関連のセキュリティや、自社の工場生産設備のセキュリティを対象に実証実験をおこない、技術課題を抽出し、実用化に向けた開発を進めていきます。

また、これらの研究を通して、製造業におけるセキュア開発プロセス全体の高信頼化を図るとともに、国内で逼迫しているセキュリティ人材の育成にも力をいれていきたいと考えています。

サイバーセキュリティ対策が必要な想定対象製品

サイバーセキュリティ対策が必要な想定対象製品

連携研究室の概要

名称
住友電工‐産総研 サイバーセキュリティ連携研究室
設置場所
産総研関西センター(大阪府池田市)
研究体制
連携研究室長:森 彰
(産総研 情報技術研究部門ソフトウェアアナリティクス研究グループ長兼務)
人員
15名程度
研究題目
IoT製品のセキュリティ技術に関する研究
共同研究の内容と目標
IoT環境における製品や製造工程へのサイバー攻撃を防ぐための保護・検知・復旧に関する技術の研究をおこなう。コネクテッドカーやスマートファクトリーなどの具体事例を対象とした実証実験を通じて、サイバー攻撃を防ぐ技術を開発し、事業への応用が可能な手法を確立する。
研究開発本部

【受賞】(株)NTTドコモより、ビジネスパートナーキックオフ会にて「特別賞」を受賞

(株)NTTドコモより、ビジネスパートナーキックオフ会にて「特別賞」を受賞

住友電工グループ会社の住電オプコム(株)は、(株)NTTドコモよりビジネスパートナーキックオフ会にて、資材調達の「特別賞」を受賞しました。同賞は、資材調達でドコモ事業の発展に貢献した「ベストパートナー賞」など、内外のサプライヤー企業の中から5部門で優秀企業を表彰するものです。今回の受賞は、納入製品である光集線装置(光波長多重伝送により6本の光ファイバを1本に集線する装置)のプレミアム4G*1およびLTE*2エリア展開促進への貢献が評価されたものです。

*1
プレミアム4G:昨年3月から(株)NTTドコモが提供しているLTE-Advanced技術を導入した携帯電話・タブレット用の高速通信サービスで、受信時最大375Mbpsという高速化を実現したサービス。
*2
LTE(Long Term Evolution):4Gの通信規格の一つ。第3世代携帯の通信規格(3G)をさらに高速化させたもの。

【展示会】「第3回 ワークスタイル変革 EXPO」に出展

7月13日(水)から15日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「第3回 ワークスタイル変革 EXPO」が開催されます。本展示会は、「ワークスタイル変革」に特化し、モバイルワーク・在宅勤務からオフィス設計まで、働き方改革のソリューションが一堂に出展されます。住友電工情報システム(株)は、多国語対応ワークフローシステム「楽々Workflow®II」などを出展します

公式サイト
http://www.ws-expo.jp/tokyo/
会期
7月13日(水)~ 15日(金)
会場
東京ビッグサイト
ブース番号
西1ホール1-40
出展製品
多国語対応ワークフローシステム「楽々Workflow®II」、
文書管理・情報共有システム「楽々Document ® Plus」、
全文検索・情報活用システム「QuickSolution®」
住友電工情報システム(株)

【受賞】(一社)電気学会より「第72回電気学術振興賞(進歩賞)」を受賞

(一社)電気学会より、「低ロス系新型コンポジット電線の開発」、「275kVCVケーブル用ゴムブロック絶縁型直線接続箱(RBJ)の実用化」のテーマで、第72回電気学術振興賞「進歩賞」を受賞しました。

今回の受賞内容は下記のとおりです。

「低ロス系新型コンポジット電線の開発」

[表 智康氏(関西電力(株))、長野 宏治氏(当社)、辻 俊伸氏(当社)]

発電された電気を効率的に需要地まで送るためには、送電線路での損失を極力小さくする必要があります。今回、架空送電線の電気抵抗を低減させるために、張力を担う鋼心部分を軽量・高強度の炭素繊維に代えることで、従来の鋼心径を極力細くし、その分、アルミ断面積を最大限に増加させた低ロス系コンポジット電線を開発しました。この電線を用いることにより、従来と同等の電線外径で、20%以上の抵抗低減を図り、かつ機械的強度は同等以上を確保しています。

「275kVCVケーブル用ゴムブロック絶縁型直線接続箱(RBJ)の実用化」

[陶山 洋氏(中部電力(株))、大芋 忠史氏(当社)、横山 繁嘉寿氏((株)ビスキャス)]

ゴムブロック絶縁型直線接続箱(RBJ)はすでに66kV~154kV用接続箱として採用されていますが、さらに高い信頼度が求められる275kV電力系統への採用にはさまざまな課題がありました。今回、電力会社とメーカーが一体となり取り組んだ結果、製造から施工にわたる高度の品質管理技術を確立し、安定した高品質の接続技術を完成できました。この275kVCVケーブル用RBJを、国内で初めて実線路に適用することで、大幅な工期短縮、コスト削減に貢献しました。また、今回確立した品質管理技術を用いることにより、施工時などのトラブルが大幅に減少することが期待され、送電線の信頼度向上に寄与するものと考えられます。

電線・エネルギー事業本部

【お知らせ】中部支社・名古屋事務所移転のお知らせ

住友電工は、中部支社と名古屋事務所を統合し、下記に移転し、6月6日(月)より営業を開始しましたので、お知らせします。

1. 移転先住所、電話番号
〒451-6035 名古屋市西区牛島町6-1
(名古屋ルーセントタワー35階)
電話番号 052-589-3850(代表)
2. 交通アクセス
地下鉄東山線・桜通線名古屋駅/JR名古屋駅/名鉄名古屋駅/近鉄名古屋駅/あおなみ線名古屋駅より徒歩8分

【お知らせ】第24回「一筆啓上賞」を住友グループが後援

第24回「一筆啓上賞」

住友グループ広報委員会では、今年も住友家初代 住友政友(1585~1652年)の出身地である福井県坂井市丸岡町の「(公財)丸岡文化財団」が主催する日本一短い手紙のコンテスト「一筆啓上賞」を特別後援します。

今回のテーマは「ごめんなさい」です。1~40文字までの短い書簡に込められた皆さまの日本一短い「うた」の手紙文を奮ってご応募ください。

締め切り
2016年10月7日(金)(当日消印有効)
応募方法
応募用紙または便せんサイズの用紙を使用し、必ず封書で応募してください。(用紙内に住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記)封書1通につき1作品とし、応募点数に制限はありません。
宛先
〒910-0298 福井県坂井市丸岡町 一筆啓上賞「ごめんなさい」係
入賞作品発表
2017年1月
公式サイト
http://maruoka-fumi.jp/
広報部

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