フランス
- 2012年自動車事業本部 東部営業統轄部 第一営業部 開発営業グループに配属
- 2018年Sumitomo Electric Wiring Systems(Europe), Ltd.のルノー事業部に出向
現地の仕事内容
現在私は、住友電工の主力製品であるワイヤーハーネスの製造・販売を行うグループ会社、Sumitomo Electric Wiring Systems(Europe), Ltd.(SEWS-E)に所属しています。ヨーロッパに拠点を置く自動車メーカーの中でもフランスのルノー社を担当し、巨大な自動車市場に比例して存在するワイヤーハーネス市場において競合に打ち勝つため、幅広く営業活動に従事しています。自動車部品の特徴として、モデルチェンジのサイクルが5年以上と比較的長く、受注活動と価格交渉を成功裏に収めることができれば、事業の売上・利益の確保に中長期的に貢献できる、という点が挙げられます。自らの活動成果が事業損益という全社のアウトプットにダイレクトにつながることは、私にとって大きなやりがいです。
海外で働くうえで大切なこと
SEWS-Eには、ローカルのハーネスメーカーがM&Aを通じて住友電工グループに参画したバックボーンがあります。そのため、企業文化や風土は住友電工独自のものと必ずしも一致しませんが、ルノー社からすれば、トータルでつき合いの長いSEWS-Eのほうがやりやすく感じられる、といえるかもしれません。当初は私も、業務や商談の進め方の違いに戸惑いを覚えました。「郷に入っては郷に従え」が基本の考え方で、SEWS-Eのスタンスもリスペクトはしていますが、果たしてそれが最適なものなのか、日本からの駐在員として「住友電工らしさ」を付加することでよりよい方法を見つけることはできないか、ということは常に意識しています。そしてまた、決して独りよがりにはならず、必ずローカルスタッフの合意を得ることを心がけています。
住友電工で実現したいこと
私はセールスエンジニアの肩書きで、ルノー社に対する営業の実務を担当しています。その点を踏まえたうえで、今後チャレンジしたいことは大きく2点あります。ひとつは、駐在先においてマネジメント業務を行うこと。前述の通りローカルメーカーが起源であるSEWS-Eは、CEO(最高経営責任者)から直属のマネージャーにいたるまで、マネジメントラインがすべてローカルスタッフという、ほかではあまり例を見ない状況にあります。こうした環境下で、実務担当として業務に従事してきた自身の特性を活かしながら、海外法人でのマネジメントに携わりたいと考えています。そしてもうひとつは、現地での営業経験を日本に持ち帰って活かすこと。ヨーロッパと日本の橋渡し役として、特に企業間提携における顧客対応力の強化に貢献したいと思います。
Schedule 1日のスケジュール
OFFの過ごし方
健康と体型維持のため、週末はランニングをしたり、ジムでトレーニングをしたり、体を動かすことが多いです。コロナ前、同僚と一緒にパリ-ヴェルサイユマラソンに出場したのは、いい思い出です。また、靴やバッグなどの皮革製品が好きで、パリ市内の革職人のアトリエを訪れ、作業を見学することもあります。