CROSS TALK
CROSS TALK
#01

事務系若手社員 座談会

社員数約28万人、120年以上の歴史を誇る企業でありながら、
若いうちから大きな裁量権が与えられ活躍のフィールドが広がる住友電工。
今回は入社3年目の若手社員5名に、所属部署の雰囲気や入社前後のギャップ、
仕事に対する思いなどを語ってもらいました。

MEMBER

01

産業電線事業部
企画業務部

岩佐 奈美

総合政策学部卒

社会の基盤を支える仕事がしたいという思いから、インフラ関連のメーカーを中心に就職活動を行う。住友電工を選んだ決め手は、誇りと情熱を持って仕事と向き合う先輩社員の姿に憧れを抱いたから。現在は産業電線事業部にて利益管理業務や外注業務を担うかたわら、全社の中期経営計画における数値目標の策定にも携わる。

02

経理部
伊丹グループ

栗原 翔吾

文学部卒

「目に見える形で人々の生活を幅広く支える、社会的影響力の大きな企業」、「海外勤務できる可能性が高い企業」、「働いている社員と自分の雰囲気が合っている企業」の3点を就職活動の軸に据える。入社後は経理部伊丹グループに配属され、貸借対照表や損益計算書など、決算書類の作成を担当している。

03

自動車事業本部
西部営業統轄部

江龍 裕子

経済学部卒

最終製品ではなく、その製品を構成する部品や素材を取り扱うメーカーに興味を持つ。なかでも、世界のモノづくりに幅広い事業で貢献しながら、各事業に強い一貫性を持つ住友電工に大きな魅力を感じた。現在は自動車事業本部に所属。大手自動車メーカーに対して、ワイヤーハーネスの営業を行っている。

04

通信営業部
アクセスグループ

小矢沢 龍二

社会学部卒

素材やインフラのメーカーに絞り、就職活動を行う。住友電工のリクルーターの熱い人柄に触れ、堅い企業のイメージがいい意味で覆されることになる。現在所属する通信営業部アクセスグループでは、国内の大手携帯キャリア向けに光ファイバケーブルや周辺部材などの情報通信製品を販売し、5Gのエリア拡大に尽力する。

05

茨城製作所
人事グループ

青山 昂生

商学部卒

社会に対して大きな影響力を持ちながらモノづくりを行うBtoBのメーカーを志望。「多角的に事業展開していること」と「海外駐在のチャンスがあること」の2つの理由から、住友電工への入社を決める。現在は茨城製作所における人事・教育・労務・総務・福利厚生に関する企画や制度の運用等を一手に引き受けている。

※勤続年数、所属部署名等は取材当時のものとなります。

WORKPLACE

Section #01 職場について
部署の雰囲気、上司や先輩とのコミュニケーションは?

青山

僕たち全員同期ですけど、拠点がバラバラなので、普段の仕事ぶりってなかなかわからないものですよね。皆さん、部署の雰囲気などはどうですか?

栗原

経理部伊丹グループは全員で20人ほどの部署なのですが、製品ごとにチームが分かれていて、私のいるハードメタルのチームは現在6人です。面倒見のいい先輩が多く、なにか困ったことがあると一緒に悩んで解決策を探ってもらえるので、いつも助かっています。

江龍

自動車事業本部内には100人規模のチームもあるのですが、私の所属する西部営業統轄部は少人数体制です。オフィス内の全員の顔が見えて、上司ともデスクが近いので、すぐに仕事の相談ができます。初めて取り組むことには手順を示してもらい、以降は、まず自分で試行錯誤をしながら進めて、都度相談に乗ってもらいます。とにかく挑戦させてくれる風土があるなと、普段から感じますね。

小矢沢

僕の部署は平均年齢が20代後半と若く、上司も参加するグループチャットで冗談を言い合えるくらい、和気あいあいとした雰囲気ですね。ただ、もちろんプレッシャーのかかる仕事もあるので、そんなときは先輩が「大丈夫か?」と気遣ってくれます。

岩佐

うちは部長と40代の先輩と私の3人で、一番若手として、いろいろと上司・先輩に相談しながら仕事を進めることも多いです。最近は在宅ワークも多いですけど、Web会議ツールなどを使って常にコミュニケーションを図っています。上の世代の方も積極的にWeb会議ツール等を使って頂いているな、と感じるところはありますね。

青山

僕も岩佐さんと同じく、若手は1人で上司・先輩は50代・40代といった年齢構成になっています。オープンな雰囲気ではありますが、仕事に関してはシビアで、まだまだ経験の浅い僕も大きな責任を伴う仕事を任されます。「新人のうちはできないのが当たり前。できないことを数えるのではなく、できるようになったことを数えよう」という先輩の言葉が励みになっていますね。

About Work

Section #02 仕事について
入社する前と後でギャップはあった?

小矢沢

さっき青山さんが、経験の浅いうちから責任のある仕事を任される、と言っていましたけど、それは僕も感じますね。入社1年目の僕が大手携帯キャリアのお客様に対して、5Gの光ファイバケーブルを提案することになって。「いきなり?」と思いましたもん(笑)。

栗原

ですよね。私は入社1年目から社内経営会議資料の作成を一部任されました。海外にある関係会社の税務申告を任され、もちろん指導員の先輩がサポートしてくれたのですが、自分の出した数字が経営会議で使われると知って、とんでもないプレッシャーを感じました。

小矢沢

慣れるまでは大変ですけど、試行錯誤を通して学ぶ機会があるのはありがたいですよね。年次に関係なく自分の意見を発信することが求められますし。

岩佐

確かに。私も栗原さんと同じように、事業部内の業績分析や利益計画を経営会議用に作成しています。役員や事業部長と直接やりとりする機会がこんなに多いとは思いませんでした。あと外注業務では、インドネシアの関係会社からの輸入業務の一端を担うので、結構スケールの大きな仕事をさせてもらっているなと感じます。

青山

僕は同一労働同一賃金制度適用に伴う全社ルールの改訂を、入社1年目で担当することになりました。もし自分がミスをしたら、全社員に影響を及ぼすことになる。住友電工って大企業だけど、温室育ちの環境じゃないんだな、と痛感しましたね。これは僕にとって、いい意味でのギャップでした。ぬくぬくやっている場合じゃねぇぞ、と(笑)。

江龍

なるほど。その点について、実は私はイメージ通りで、入社前後のギャップでいうと、営業のスタイルにありました。「これをいくらで売ってこい」と言われ、ノルマが課される。正解は決まっていて、あとは交渉あるのみ。それが当初の私の営業に対するイメージでした。でも実際は、ひとつの結論を出すために社内で協議を重ね、そのうえでお客様と最適解を見つけていく、というスタイルです。

岩佐

どんな製品を、どんな価格でつくるのか。そんなところから営業が始まるんですね。

江龍

はい。営業だけではなく設計や生産管理を含めたチームワークが重要で、自分でつくりあげてきた数字がビジネスにつながったときは、大きなやりがいを感じますね。

To the future

Section #03 将来について
どんな未来を描きながら仕事をしてる?

青山

話を聞いていて、みんながそれぞれ第一線で活躍しているんだなと感じました。ところで、普段はどんな思いで仕事をしていますか?

栗原

経理部は英語でいうと、「Accounting Department」なんです。つまり、経理パーソンには説明責任(Accountability)がある。ただ数字の計算をして、資料を作成するだけではなく、説明責任を果たし、事業部に貢献できる人材になること。そして、ゆくゆくは海外拠点で経理パーソンとして働くことが私の目標です。

岩佐

私は、根拠を明確にすることを、いつも意識しています。営業の部署から提出された売上数字を分析して今後の計画を立てるわけですが、仮に数字が下がっていれば、その理由を確認しないといけません。特に私たち企画業務部が報告する相手は経営陣なので、根拠を持って、自分の言葉で伝えられるようにしたいです。

江龍

私も岩佐さんと同じで、「なぜ?」を自分で説明できるようにしています。上司からは「考えて仕事をしないと、いつか壁に当たるよ」といつも言われているので、指示されたことをこなすだけじゃなく、思考する癖をつけていきたいと思います。

小矢沢

そうなんですよね。情報を右から左へ横流しするだけでは自分のいる意味がない、というか。営業としての意志、小矢沢としての意志を、仕事に込めることが大事だと思います。意志と自分なりの根拠さえあれば、たとえ経験がなくても聞き入れてもらえる風土がこの会社にはあると、僕は感じています。

江龍

数字を扱う仕事なので、感情的ではなく論理的でないといけないのですが、「自分はこう思うんだ、こうしたいんだ」という意志が根底にないと、成果にはつながりませんよね。

青山

若いうちから大きな裁量権が与えられるけど、上司や先輩がフォローしてくれる。ただ、それに甘えるのではなく、自分の意志をしっかりと持って主体的に行動をすることが重要、というわけですね。意志あるところに道は開ける、じゃないですけど、僕らの若い意志を結集して、これからの住友電工をつくっていきたいなと、みんなからいろんな刺激を受けました。