タイ
- 2015年導電製品事業部 生産技術グループに配属
- 2018年SEI Thai Electric Conductor Co., Ltd.(タイ)の
Cu Division, Process Engineering Groupに異動
現地の仕事内容
SEI Thai Electric Conductor Co., Ltd.(STEC)は、同じ敷地内に自動車電線部門、アルミ部門、銅部門の3つの事業部門がある、住友電工の中でも珍しい会社です。なお、3部門それぞれがタイのインフラや自動車事業を支える、重要な生産拠点となっています。銅部門に所属する私の担当は、製品の品質改善や設備の改善、安全対策、お客様対応、新製品や新設備の立ち上げなどを行う生産技術(プロセスエンジニア)。現場・現物・現実の三現主義をモットーに、日々の業務に取り組んでいます。実際、机上の計算だけではうまくいかないことばかりで、現物に触れ、新たな発見や解決のヒントを得る機会は多いです。溶銅ラインが近くにあるため暑さの厳しい現場ですが、リアルな知識や技術を吸収しています。
海外で働くうえで大切なこと
海外赴任においては、日本よりも1ランク上の業務を任される、とよくいわれます。日本では一担当者だった私も、STECにおいては、自分の担当業務に加えて、若いスタッフの教育や工場運営なども行う管理職に近いポジションになり、業務の幅が一気に広がりました。そんななか、最初にぶつかったのは、やはり言葉の壁です。タイ語はもちろん、英語もままならないので、同僚とのコミュニケーションがスムーズにいかず苦労しました。ただ、私が気をつけていたのは、たとえ言葉がわからなくても適当に話を流さない、ということです。中途半端な理解で仕事を進めると必ずミスをし、それが大きなトラブルに発展する可能性があります。そのため、海外で働くにあたっては、業務内容をしっかりと理解し納得するまで、相手の話を聞くことが重要になります。
住友電工で実現したいこと
住友電工は、日本国内だけでなく全世界の人々の、豊かな暮らしを支える会社を目指しています。場合によっては、新製品を海外拠点で先行して製造することもあり、グローバル化は着実に進んでいるといえるでしょう。たとえば電気自動車に用いられるパーツに関して、STECの銅線は、かなり重要な部分に組み込まれています。電気自動車は未来の乗り物ではなく、すでに世界の多くの国々で実現している現代のエコカーです。そして、環境問題の解決に向け、今後さらに増産されていくことが予想されています。住友電工ならびにSTECとしては、銅線の安定供給と品質維持が至上命題であり、技術レベルをさらに高めていかなければなりません。私も、このタイの地でモノづくりに携わりながら、豊かな暮らしの実現に少しでも貢献していきたいと考えています。
Schedule 1日のスケジュール
OFFの過ごし方
タイはゴルフのプレー料金が安いので、同僚とよくラウンドしています。もともと熱心なほうではなかったのですが、新しくゴルフ用具を購入したことでモチベーションが上がり、それがスコアアップにもつながりました。朝の涼しい時間から体を動かすのは気持ちよく、健康にもいいので続けていきたいと思っています。